「七界」を含む小説

「――『律（ロウ）』の隕落と共に、世界は崩れ去った。」 大地は腐敗し、空は漆黒に閉ざされ、燃え盛る都市の廃墟で生存者たちが喘ぐ。 現代の考古学者・李翰文（リー・ハンウェン…

七つの界が重なるとき、少女は“調節師”になる。 春。 大学入学を機に、伏間 藍（ふすま・あお）は、祖母の家に引っ越した。 そこは、七つの異界──神・仙・精・妖・魔・鬼・人──を…

はじめまして。夜夜琉果（よる よるか）と申します。 本作は、小説『七界の調節師』の執筆をきっかけに生まれた、創作の記録帳のようなエッセイです。 登場人物や世界観の裏話、物語を構…

　今から1万3千年ほど昔の日本。南の海から船でやって来た民たちが種子島に住み着いた。やがて民の数が増えすぎ、食べるものに困るようになり、若いリーダーが次の土地を目指し、北上するこ…

　数え七歳の娘、政理貴子は七五三参りの為、地域で一番古く由緒正しい霊峰の神社に連れてこられていた。 　そこでも貴子の母親、梛子に強く当たられ言い付けられ板挟みになりパニックを起こ…

俺は絶界寺龍牙夢斗(ぜっかいじ・りゅうがむと)。いたって平凡な高校2年生だ。ただ一つ普通じゃないとするなら――ライトノベルを書いてるってことかな。