「怪奇もの」を含む小説

　不可解な事件を請け負う「稲荷探偵社」。そのたった一人の社員にして社長の宇加野　稲人(うかの　いなと)は、事件に潜む"不思議"を暴く探偵。そんな彼が要求する依頼料は、油揚げ。

怪奇ものです。禍話スピンオフ『ミッドナイト・ギャラリー』（2025.11.23）で朗読していただきました。朗読版から一部修正しております。

アルメニア共和国にある、楽園の名を冠しながらも楽園から程遠いと称される魔の都「エデン」 世界中のマフィアや犯罪組織が集い、様々な品物が取引されている。 銃器などの兵器、高額な美術…

「喫茶店Q」で働く友杉未久は、ひょんなことから怪奇現象の解決に挑むことに？！ 常連客である大学生の山岡優斗と、小説家の古賀航平を連れて、未久は怪奇な依頼を受ける。 その依頼は亡き…

ある河川敷で女子高生の遺体が発見された。 遺体の一部が異質なものに変化し、事件は怪奇事件へと発展。 被害者・夏目リサの親友で第一発見者の小鳥遊カンナは、 事件直前に…

幽霊は昔から害をもたらすものが多いイメージが付いているがそれは間違いである。 幽霊の実体を調査することで、何か有効活用できる手段があるかもしれないと政府は考えた。そこで幽霊調査団…

世界は観測されることで形を得て、 赦されることで再び呼吸を取り戻す。 その境界で揺れ続けるのは、 “人の心”という、あまりに脆く、強い存在。 神原紅、蓮見澪、御影玲瓏、 そして…

深水市連続失踪事件。 この一年という短い期間で老若男女無差別に人が消え、その手掛かりは一向につかめなていない。 そんな事件が深水市中央区、特にこの中瀬を中心に頻発しており、今や…

　これは一人の男が広島県三次市に単身赴任したときに記した手紙の全文である。男は一か月の三次市での生活を送る際に、かねてから愛読していた『稲生物怪録』の舞台である事を受けて、このよ…

私の創作物が、世界に広まってから各地で怪奇現象が起こるようになった。 うちでも、母の様子が常におかしい ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 創作以…

平成から元号が変わってはや数十年。科学技術は尚も発達し、今よりちょっと電子化が進む。 歴史の表舞台からはとっくに消え失せた超常現象は、街の発展と反比例するように衰退の一途を辿って…

本作は、各話ごとに異なる立場の人物を描く一話完結型の短編集です。話数は整理上の表記であり、すべて独立しているため、どの話からでもお読みいただけます。 第三次世界大戦後、地球上で…

花のように咲き、やがて散る人の心。その軌跡に生まれる怪異を祓うのは、祓い屋・神凪久遠と、彼に寄り添う青年・渚。 泣き、笑い、歌う女たちの声が、二人の前に現れるとき、そこには絆と…

山陰Y市を舞台とする、オムニバス短編集。心霊・怪奇・ファンタジー、多方面にわたる少し不思議な物語が、やがてひとつの大きな物語へと……

怪奇。この世界では実在する災害だ。 ただし、限られた人しかその存在は知らない。 俺の仕事？限られた人しか知ることのできない怪奇を多くの人に届けるお仕事さ。ただし＿＿＿創作物とし…

理不尽な扱いを受け続ける若者の前に突然現れた、謎の《理不尽アプリ》。 「罰を与えませんか？」 その選択は、やがて取り返しのつかない“代償”へと変わる。

深夜25時30分、いつものラジオ番組が突然告げた。 「ゾンビが発生しました」 受験勉強に励む少女。夜食を用意して眠る母。トラックで高速を走る父。 離れていた3人は、ラジオを通して…