「ふつう」を含む小説

三十五歳。 四捨五入してアラフォーと言うには早すぎる気がする。 まだアラサーと言ってもいいのか。誰に遠慮をしているのか。 小さいころの夢を「お嫁さん」と言う子の気持ちが分からな…

　百物語の三十一話目、三回生（留年中）の後藤は語り出す。「あそこ、誰も通りたがらないみたいですね。あの鉄橋だけは避けて、もう少し低いところにあるコンクリの橋を通るのがふつうなんだ…

穂波 ふつうの女子高生 雫 世界を守っているらしい

隣の部屋の住人は、元2.5次元俳優の推しだった。心に深い傷を負った花緒は、転居先で思わぬ再会を果たす。4歳年下の推しから注がれる、恋とはちがう、はじめての優しさに、次第に心を取り…

ケンタ、雪丸、ヒメとムゲン、一人と2匹と一羽はあることを頼まれて神社巡りをすることになる。

上辺輝は日本で死んでしまい、ノア・リーフレットととして異世界に転生した。 前世はごく普通の一般人だった上辺輝は、この世界で魔法に目をつけた。 そして、魔法を練習していくうち…

私の小さいころの話を書きました。私の無反応さを母は好きだったようです。もし違う親に生まれて、この無反応、無表情さだったら、嫌われていたかもしれません。

８月が舞台のお隣さんコメディ。 洗濯物を届けたら、納品したVTuberそのまんまのフルアーマーが出てきた。 ひょんなことからお隣さん兼ママ兼フォロワーとなった木っ端イラストレータ…

搖音・・・妹。小学四年生。お兄ちゃんのことがふつうに大好き。 お兄ちゃん・・・兄。中学二年生。搖音のことが……

若い頃に女性に恋をした、おばあさん目線の詩。 同性愛への理解が深まっている今、読んでほしい作品です。あなたの普通は、だれかと同じ普通かもしれないけど、その人とは別の人だったら普通…

ステータスの数値が高いわけでも、特殊スキルがあるわけでも、加護があるわけでもない。だが、転移者である『俺』は最強だった。「そ、そんな……。スキルも何もないのにそんなに強いわけない…

『イソヒヨドリの町で』の続編。高校を卒業した﨑里裕佳子と川野章の思うようにいかない日常。一度は乖離したふたりの人生が再び交差し、いくつもの思いが交錯し、新たな物語が始まります。 …

俺、湊鰍也（みなと・しゅうや）は日本のアラサー社畜だった。 趣味の釣りをしている時に崖から落ちそうな女性を助け、代わりに自分が崖から落ちて死んでしまった――――はずなのに神様が、…

ささやかでふわふわしてとりとめなくて、いつも元気に生きてるよ。

ある人がいる。 ある登場人物が自分の人生の中にいる。 現存する人か、想像上の人かはお任せで。 紅茶みたいに上品で温かく淹れない。 カフェオレやカフェモカみたいにおしゃれに甘くふわ…

近未来。 VRMMORPGの次世代モデルとして、脳の神経系と直接リンクするニューラルリンク・リアリティMMORPG――〈NRMMORPG〉が普及しはじめた世界。 やたら本好きなだ…

プロゲーマーをめざすボクが、神とすら崇める相手は、人間力に難のある少女でした。

高校二年生の女の子。 ただの、ふつうの、恋に悩む、女の子…なはず。