「つかあま」を含む小説

[カクヨムコン8・エンタメ短編小説部門短編賞受賞] 青年ラウルは、とある王国の城下町デリツィオーゾで天才料理人として名を馳せていた。 ある日、ラウルの店に身分の高そうな客が来店…

　近隣の領主へ親書を届ける任務を負った歴戦の職業騎士。彼は旅に出てから何者かにつかず離れずあとを付けられていることを察していた。 　ある月の明るい晩、休みを取って腹拵えをした彼は…

白崎夜兎（しろさきやと）、享年19。20歳になる一月前に病床で息を引き取った。 ありがたいことに両親はその瞬間を看取ってくれた。だが罪悪感と後悔が死の淵に付きまとう感覚も確かに…

恋愛に対して不器用な僕でも、嘘だけはつかない、誠実に向き合うと誓うよ…そんな想いが詩になりました。

　勘違いが酷い童貞くん……の兄、モテないくん。 　モテないくんは、いつも女の子に異性として見てもらえません。 　だから、カノジョがいない時は、情緒不安定です。 　モテないくんの前…

売れない若手芸人のお話。相方に解散を告げられた主人公「和倉 静玖」は、フリーターとも芸人ともつかない生活を送る。そんな時、ひょんなことから司会を務めることになったお笑いサークルの…

朧月」（おぼろづき）は春の夜の月の事です。空気中に水分の多い状況でぼんやりとしている月の事を現す俳句の季語でもあるのですが、愛した男に別れを告げられ、納得や決着がまだつかない女心…

これは、とある学生たちが体験した恐ろしい体験談。 科学では説明がつかない出来事。 謎の怪死事件。 人間でも動物でもない、『ナニカ』の存在。 本当に恐ろしいのは、人間か？ それと…

　はじめての法廷に立った被告。 　当初はのらりくらりの態度を崩さなかったが、犯した重罪を指摘されると―――。 　弁護士もつかない審理の場で、一変、熱のこもった弁明が展開された…

※カクヨムコン応募作品です。もしよければ評価やレビューなどで応援していただけると嬉しいです！ 人生は無駄が多すぎる。 一度間違えば取り返しのつかない要素。ロードもできないセーブ…

※近況ノートに挿絵（作中に登場する小物）あります。下にリンク貼っておきます。 （少々）脳内ツッコミ（脳内でとどまらない場合多数）の激しい大学2年の私、蓬田葉月は、片思い中の先輩か…

不思議と今 嫌な事が消えていく 不思議なほど あんなに怒っていた時は 小さな 幸せに気がつかなかった

浅間雪斗と学内屈指の美少女である来栖天華は幼馴染だ とはいえ顔を合わせれば喧嘩ばかり。お互い素直になれないまま高校に入学した二人は天と地ほどの差がつくことになる かたやスクール…

首を切られても死なない不死の男、高度な知能を持つゴキブリの集合体である少年、純文学のような言葉しか口にできない青年、ダイヤモンドをも砕く怪力の女性。 現代科学では説明のつかない「…

　高校１年生の『水葉（みずは）』は、水泳部の部活の練習中、あの忌まわしい８月１１日を迎えていた。その日、その地域で小さな地震があった。海岸線から近い学校のプールで泳いでいた水葉は…

古代遺跡から蛇の死骸とミイラが見つかり、考古学の教授が失踪してからしばらくした後、世界中の人々に大蛇が巻きついた。中学生の中島梓の母親も例外ではなかった。梓と友人の亜紀だけはなぜ…

愛に対して誠実に向き合ったんだと自分が思えれば、愛した人に嘘をつかれ、傷つけられて、もし別れることになっても、自己満足かもしれませんが「仕方ないじゃないか」と僕は納得できるのです。

あいつが好きかと問われれば、もちろん好きだ。 あいつにもし恋人ができたとしたら、きっと気が気でないだろう。 しかしその感情は、恋と呼ぶには熟成されすぎていて、愛と呼ぶには軽薄す…

205X年の日本。都内の大学を中退して定職につかず日々を過ごしていた犬養は、友人の馬渡に誘われるまま怪しいバイトに参加した。寝ている間に自分のコピーが作られて、コンピューターの中…