「日本史？」を含む小説

「好きな女のためなら、歴史など変わってもいい」。 桶狭間のコンビニの若き店長が店ごとタイムスリップしたのは、桶狭間の戦いの当日。侍に追われる美少女を助けたことが縁で、織田信長のブ…

　明治三十年頃、東京の赤坂に勝海舟が住んでいた。 　幕末維新のほとんどを見聞・体験している勝の話すことを聞きたがり、多くの新聞記者などが勝のもとを訪れた。 　ある人物が、ちょっと…

　７１０（和銅３）年、平らでなだらかな土地である『奈良』に京が築かれる。平城京と呼ばれるその京は、唐の都である長安を模倣したもので、碁盤の目の様に整然と区画された様子は、『なんと…

【祝！ カクヨムコン10 中間選考突破！ ありがとうございます！】 　広大な領土、数多の種族を統べる周華（しゅうか）国。 　その王城都市で叛乱が勃発し、鬼族の王女、玉英（ぎょく…

　本拙文は、2024年度「第17回真の近現代史観」というものに応募したものです。ものの見事に落選しました。

江戸時代の初め、鳶沢甚内と言う盗賊がいた。風魔小太郎の下で殺人や略奪を働いていた、もと忍びである。 ところが、風魔集団は幕府の取り締まりにより瓦解し、彼は拠り所を失ってしまう。 …

筆者が辿り着いた、一つの生の、星の、樹の解釈。 彼らへの感謝と、あなたが生きてくれたことへの、精一杯の命の奔流を。 これは、小説ではない。 迷いなく生きるための、私の信条である。

　圧倒的な戦力差を覆し、鎌倉幕府を討ち果たしたことで、後醍醐天皇を京の都に帰還させた楠木正成。 　近年、この正成の戦いを詳細に記した古文書が、ある寺院で発見された。 　これまで…

1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。アメリカにアラスカ購入を打診するも、南北戦争による財政難のために失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生…

就職氷河期・ロスジェネをテーマとした読み切り掌編連作集です。 ここでは、アンソロジー形式で不定期掲載します。 初出はモノガタリーで以下の通りのお題から書かれたものです。 こどお…

仁徳天皇の一代記を、歴史エンタメ小説として書けないかとチャレンジしたものです。 とにかく、小難しくて敬遠されがちな古代ものを、いかに取っ付き易くしてエンタメに振り切れるかと苦心し…

神はあまりに増えすぎた人類を導くには、史上最高の人物が必要であると考えた。 しかし、天使長ミカエルは「そんなの分かるわけがない」と当たり前のように答える。 怒った神はミカエルに制…

先ず初めに、作者である東雲未だきから読者の皆々様へ、格好悪く見苦しく情けない長々とした言い訳と、お願いがございます。これらは本来ならば前書きの場で行なうべきところなのですが、とて…

この話はコメディです。 正しく日本史を学びたい方もしくは受験生の方は、〇〇出版社の歴史教科書を読み返して下さい。

日本古代史を研究していくうえで基本的な書物である『古事記』と『日本書紀』。その両歴史書の最初の部分に記載されている、特に初代神武天皇と２代綏靖天皇から９代開化天皇までの「欠史八代…

純文学の芥川賞と番になっている大衆文学の直木賞。新進・中堅作家が書いた大衆受けを狙った作品に与えられる栄誉であるものの、受賞作は必ずしも「売れる」ような「面白さ」を備えているとは…

　日本史に関する豆知識と、それに対する雑感です。主に中世史ですが、それ以外も含めて幅広く、自作と関連のあるネタもないネタも取り上げます。 　私がカクヨムで連載している「奇獣流転譚…

「あ、やっべ転生先間違えたわコレ」 　ある日突然、神を名乗る謎の人物によって人生強制リタイアさせられた俺。だがしかし、ありがちな展開で転生させられた先は――まさかの古墳時代！?…

織田信長は安土城を築城するにあたって、ある仕掛けを施した。それは、安土山ごと浮遊させるという、とんでもないものだった。織田信長は空飛ぶ安土城とともに全国統一を目指す。そして、その…

世が乱れる中、隠居した足利義政は東山山荘（銀閣寺）造営に夢中だった。 しかし、その費用は莫大で、あの手この手で資金集めに奔走するものの、今度は大規模な一揆に見舞われてしまう。 そ…