「出雲へ」を含む小説

2014年ソチ五輪最中の日本。大雪に包まれた盛岡で、崎山留佳は一人の選手について想いを馳せる。 フィギュアスケート、男子シングル代表・神原出雲。 病弱な少年は、見出され、守られ、…

中学三年の夏、榎野継(えのきのつなぎ)は寝台列車に乗って島根に向かっていた。目的は島根にいると言う祖母に会い、幼い頃に死んだ母の話を聞くことだった。 しかし母が残したノートには「…

2025年日本国は軍国化し、日本神國と名前を変える、国民は神天皇鷺ノ宮一香を神と崇める、他国からは賞賛の一方、批判の声もあるしかし我が國は気高く、誇り高くいなければならない！ な…

　死後、神となった侍が出雲へ住処の案内を申し出ると現れたのは全裸なる天女だった。 　悟りを開いてあらゆる衣が不要となった全裸の天女は恍惚としながら衣服の不要を説くが、気にせず新た…

※重大なネタバレを含みます。 主人公の森峰蓮は、高校の合格発表日に友人の空閑大翔と喧嘩別れしてしまうが、置き土産に木箱を貰い、木箱と縁がありそうな文芸部に入部を決める。 始業式の…

後に中国地方の雄として君臨することとなる毛利家。そんな毛利家13代当主である隆元の次男に転生した大学生は「神童」として毛利家中から一目置かれるようになり、毛利家の運命を大きく変え…

突然失踪した恋人美穂を追って彼女の生まれ故郷を訪れる大輔。そこは周囲から閉ざされた山陰の秘境、八岐大蛇を退治した須佐之男命が剣の血を洗ったという伝説の残る尾呂血湖の畔に広がる小さ…

『第９回カクヨムWeb小説コンテスト』「現代ファンタジー」応募作品 「序章」「第壱（一）章」は、出雲を舞台にした、神話をテーマとする独立した中編としても読み得るテクストで 「第…

享和三年（一八〇三年）出雲の国から五人の娘が旅に出た。 観音菩薩を祀る西国の三十三霊場を巡る、 西国三十三所観音巡礼の旅である。

高校生の美久は代々続く超能力を隠して生きていた。そしてその力は日本転覆を止めるための力であり祖母の予知能力に従い最終決戦に向けて仲間とともに力を合わせて戦う時が来た。この世の終わ…

　BB小説コミュニティ（小説家向けオンラインコミュニティ）第10期に参加中です。お題、「神様が死んだ日」に書いた短編（約1000文字）の一つです。 　現代のファンタジー（空想小…

※改題しました 神尾出雲には幼馴染が居た。 美空月夜 【天才】という称号すら陳腐に思える程の頭脳を持つ美少女。彼女は【魔女】と呼ばれていた。しかし、彼女は頭が良すぎるあまり、…

高校の入学して間もない五月の初め、伊勢万代（いせ　ばんだい）は西陽の強烈に差し込む教室で一人の少女と出会う。少女の名は宮崎（みや　さき）。万代は崎はが自分の席のひとつ前の席でオナ…

タイトルは出雲弁です。これを標準語に訳すと【これでいいのだ、うちの家は。】となります。 我が家の家族の日常をおもしろおかしくお届けします。クスっと笑えてもらえたならば、さぁあなた…

コロナ以前・ＡＩ普及以前に書いた作品ですが、もう少し先の未来を前提とした設定が、再読して意外と足早に近づいてきている感を深くしています。 人に害を及ぼす未知のウィルスへの対応。進…

世界中の全ての人に必ず能力と呼ばれる超常的な力が備わっている世界で能力がない所謂“無能"として生まれてきた出雲大成（いずもたいせい）。 かつては世界を守る英雄に憧れていた大成も無…

出雲薫は、果たして「救う側」なのだろうか。