「純文学小説」を含む小説

　やあ！僕が今から君を案内してあげるよ！ 　まあまあ、説明は最後まで読むものだよ？ 　さあさあ、最初の御託だけでも聞いてってよ！ 　どうせ最初がクライマックスで、あとは沈むだけな…

1999年の大学生の話。海辺の町は潮風で錆びやすく、弟の文化祭に遊びに行ってパイを投げる。 #ヘキライ（お題：錆びる）に参加したものです。

どの話からでも読めます。 私はバイオリンをかき鳴らしている。この世界で最後の一挺だ……葉巻の煙の中から魔神が現れる……目覚めると、体がランプになっている……「天使が来たよ」妹が…

私はその喫茶店の小さな席にルーズリーフを広げ、シャーペンを走らせていた。そこに踊っている文字はまるで私が記した人生の一ページのように大切なものだった。しかし、その文字のまとまりは…

とある画家が、とあるモデルに対峙したとき……少しずつ、何かが壊れていく。 画家と、モデル、その二人の先にあるものは…… 画家は、一人の少女を描こうとしていた。 しかしそれは、…

太田陽介、熱田真一、伊吹光。 太陽と熱、光。似たような名前の三人組。 この世界にはぼくらと、ぼくら以外しかいない。 ぼくらは同じ場所で育ち、同じ青春時代を生きた。 友情は永遠の…

　二年前に純文学作家デビューした少年ーー菅野庵は現役高校生という若さもあって世間から注目されたが、傾倒するシュルレアリスムの創作に有識者より批判が飛び、自身の描いた純文学の空虚さ…

ＩＱ２００以上の天才児・ジャスティンは、平凡な家庭と幼稚な学校にうんざりしながら日々を送っていた。彼の頭の中では学問や物語、考え事が渦を巻いて、もう爆発寸前。そんな中、彼は突然、…

みなさんは、回転寿司屋へ行ったことはありますか？ 回転寿司屋といえば……豊富にあるサイドメニューですよね？ これは、とある回転寿司屋へやって来た、ちょっと抜けた二人の物語。

あなたは寿司とステーキ、どちらが好きですか？ これは、ステーキが好きな彼女と、寿司が好きなあなたとが、とある寿司屋で起こした、ちょっとした物語。

大手 広告代理店の制作部に勤務する、日高美緒 ２８歳。 仕事も順調、経済的にも裕福、私生活にも、何も不満は無い。 しかし時々、美緒の心に持ち上がる、不安にも似た陰りのある感情………

少年だけにみえるギアの鳥、 少女たちのつくりあげる〈禁猟区〉 二つの都市伝説に引き裂かれたこの物語は、しょうじき暴走している。 「きさまの正体は街の不安をエネルギーに旋回する衛…

手綱を捉えて手離さないで。 凍てつく花弁に触れないで。 飲み込まれて、しまう前に。 ____グッド・バイ。良い夢を。

伝え方なんて忘れすぎちゃって、やっと発した言葉も文字化けしちゃったや。

死にたがりの彼女とそれを見ていた僕の話。

感動系からコメディまで、ノンジャンルのショートショート小説集。タイトルのあいうえお順に並んでいます。各話につながりは無いので、どこから読み始めても大丈夫。

猫から見た、人間のお話

ホームセンターから怪しくポケットを膨らませて登場するフランス人シラーヌ・ゾンゼーヌ。そこに立ちはだかるのは美しすぎる難敵・東海林メアリーと刑事・根掘葉掘彦。 何事にもすっとぼけ…

過去に書いた作品が読めなくなっていたのでこちらに…… 過去に紙のバージョンで少部数作ったものです（紙のバージョンにはとてもこちらにアップできない内容のものも含まれるのですが……）