「後ろだ」を含む小説

　ローエンシア王国の王都であるフェルネルに国営墓地があった。 　その国営墓地を管理する墓守を代々務めるのはアインベルク男爵家。 　父の病死により、男爵家と墓守の役職を継いだの…

詩を書くのが趣味の僕は、後ろの席の女の子に「詩を書いたノートを見せてください」と求められた。その女の子は滅多に声を出さない子で、会話の応答は全て文面──？

　好きな男が、女の子と歩いていた。 　このまま人目のないところで、キスなんかしたりするかもしれない。 　失恋確定の俺が、その二人の後ろをついて歩くと、意外な場所に辿り着く。 　…

恭子は今日もいつもの交差点に立つ。 1分にも満たない朝の逢瀬の為に、不信げな生徒の目線も何のその、愛しのあの人を待っている。 これは世にも奇妙なワカメ女の恋物語 短編｢交差点…

高校１年生の橋本はなえには、嫌いなものが２つある。 『甘いたまご焼き』と『４つ年上の姉』だ。 それらからできるだけ離れた世界へ逃げるために、 はなえは、わざわざ大阪の高校に入学…

深夜残業を終えた佐々木菜々美は後ろからついてくる足音に気が付いた。

一回で二度おいしい短編。

告白をされて爽やかに受ける。 受け身青年が刺される悲劇！ あのスライムになる前の後ろから刺された三上氏のような出来事が！？！？ 夜のラノベファンに注ぐ奇跡の1話物語

男子高校生・小野　修也は、ある日突然、謎の死を遂げてしまう。 交通事故か。自殺か。他殺か。 死因が明確にならないまま、転生したのは、生前友達から借りたヤンキー漫画「獅子の牙」だっ…

　死にたい。そう思って高台にある公園から飛び降りようとすると、後ろから人の声が聞こえてきて、躊躇ってしまう。　 「あー……取り込み中？ 　この時間にこんな場所に人来るとは思わない…

今日は、昼休みにドラッグストアで痛み止めを購入した。後ろに並んでいた太ったセレブリティな印象のマダムも、私と同じ痛み止めを手に持っていた。

２分以内で読み切れる短い作品です。 動画・音声投稿サイトに使用して頂ける場合は、語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレ…

席替えで後ろに席になった人は、悪い感情が見えて触れて食べれるらしい。いつも肩の重い私は、今日も食べて貰っている。 第三回こむら川小説大賞作品。 百合系……？ホラー……？です！…

第四回こむら川小説大賞参加作品。

———白崎さんは、貼ってくれた絆創膏を上から爪で撫でた。 国語のプリントに、ホチキスの針で空いた穴。首筋の絆創膏。少し後ろの、白崎さんの席。

　夢を見た。懐かしいような、けれど恐怖を纏った彼は私にナイフを突き出してきた。あれは、私の記憶の片隅にいる誰なのだろうか。どれだけ考えてみても、どれだけ脳内を探ってみても、答えは…

絵を描くことが大好きだけれど絵が下手な小学５年生の草田真理は、絵が上手い後ろの席の松下花音に絵が下手だと言われ、バカにされてしまう。 絵を描く気力が失せる中、唯一絵を見せられる大…

陰キャオタクの黒崎光太（僕）は、窓側一番後ろの主人公席を手に入れ死ぬほど喜んでいた。だけど隣の席は正統派ギャルの安藤花さん、右斜め前にはロリ巨乳の夢野桃さん、前の席にはスポーツ…

大いなる矛盾に満ちた日常から解き放たれる。 そこに横暴な人々が混ざりこみ 自分自身の異常性と他者の異常性が交わっていく……。

華やかな女性関係を楽しんでいたマルセル。しかしその後、彼の運勢は転落の一途を辿る。 カトリーナには、彼の背後に佇む黒い影が見えていた。