「戦記だけど戦記じゃない」を含む小説

　遥か昔、神に背いて楽園を滅ぼした魔人レオゼノクの反逆から数千年後―― 　アレクジェリア大陸の諸国は聖地エスティムを異教徒の手から奪回すべく、東方のアラジニア王国へ侵攻。激戦の…

かつて北の大国ブリガルムの将軍として名を馳せた、アンセム・ヴァルディア。 国王アレクシス三世の信任厚く、数々の戦で勝利を収めた彼は、ある夜──最も信頼していた双肩将軍ガーロッドの…

　時は戦国の永禄三年(1560年)にて織田信長は桶狭間の戦いに敗れ、今川義元が勝利する。しかし、当主不在の尾張は美濃の龍たる斎藤義龍に奪われたことにより、その二大武将による史実で…

世界が狂ったのは、ほんの一つの選択からだった――。 朝鮮戦争が終わらなかった世界、日本は中華圏の傀儡国家と化し、 神すら人間を見放した時代に、“彼ら”は現れた。 深海を駆け、時空…

平和な世界を作りたい。それが、澤島アギトのたった一つの願いだった。 優等生、不良、詐欺師、悪人……誰とでも仲良くなれる“変わり者”の高校生アギトは、ある日、皆既日食の日に忽然と…

咎言――命を持つことば。力を持つことば。 ――そして、罪の証。 “咎持ち”はいずれも、等しく、大罪人である。 四人組の傭兵〈戦勝請負〉は、参加した戦に必ず勝利をもたらす―― ―…

誉れも知らず、剣も持たず。 それでも、槍を掲げて戦場を駆けた。 帝国辺境の寒村に生まれた農民の三男――オズベル。 土地を継ぐことも、家を持つことも許されず、 若く、背が高く、腕…

魔王軍の敵将オークヒーロー・ギガカルドを倒した勇者ロイドの率いる勇者パーティ。 軍師のオリンポス、槍使いエイジを率いたその一軍はどう魔王軍に、そして雪女の悲恋にどう立ち向かうのか…

アルサディア帝国。この国は肥沃な土地に恵まれていたが、遊牧民や周辺諸国の侵略に常に脅かされていた。北方の国境で警備を任される大隊長セリシアは冷酷な軍人として理性で感情を抑え込む日…

7年前の戦争で家族や友人を失った3人の青年 7年後、国連防衛軍に所属し兵士になった、目標は平和になるその日まで、また澄み渡った青空が眺める日まで…

突如時空の歪みから現れ、空を飛ぶ「アストルム」と呼ばれる敵。人類の脅威を堕とすべく、鋼鉄の翼を持った空の護り手達が今飛び立つ。

これは、君と出逢う私の物語。 完璧な調和の宇宙で、君と出逢った。 君がいて、私がいた。 仲間が増えて、世界は広がる。 それでも世界の真実を、追い続けた君と 君が大切にした仲間…

国が崩壊し、暴力が秩序を支配する日本。 政府は消え、47都道府県が争う「統一戦」が始まった。 ──そんな狂った時代の片隅で、 堕ちた神の化身と出会った。 記者・明月は、取材先…

　記憶喪失の青年、「紡」はある日、別世界の神から使命を受ける。 　その使命とは異世界「エルディア」において、暴走した神の分体を殺すというものだった。 　魔法すら存在せず、抗う術…

第二次世界大戦。それは枢軸国の勝利に終わった。 しかしながら、その後歩む道は一長一短ではなく⋯⋯。 謎の死骸。 消えた調査機関。 主人公アウグストが調査機関にいたという父の真相を…

元治元年六月五日、蒸し暑い京都の夜、事件は起きた。 事件の舞台は、三条小橋の旅籠『池田屋』。 この夜、尊王攘夷の志士たちが密会しているという情報を掴んだ、京都守護職配下の『浪士組…

魔物が湧きだす地底にある魔界を封じる位置に建国された封魔国ファーレンハイト。 そこを治める指導者は魔物を凌駕する魔力・武力を主体とした防衛軍を率い、無限に湧き出す魔物を討伐しその…

魔法を使う事が出来る人々・マーナの民と、魔法を使う事が出来ない人々・オルトの民が戦争するその世界において、その二つの民族が住む国の間には巨大な森・ネストがあった。そのネストには魔…

1945年8月某日━━。米軍爆撃機により、1発の次元爆弾が日本に投下された。それは日本軍が秘密裏に行っていた次元爆弾実験施設へと直撃し、次元深度10と言う、その後類を見ない次元深…

かつて、誰にも名を呼ばれなかったオークがいた。 傭兵ギルド〈鋼鉄の杯〉に所属する、無名の金等級冒険者。 彼に名はない。ただ、人々はこう呼ぶ──【ナナシの豪腕】と。 ある日、彼…