「覚えていない」を含む小説

桜庭美乃莉にとって、写真といえば自分の生き方そのものであり、幼い頃から風景や人物を沢山撮りその道を歩んでいた。 そんな彼女には、人生で唯一撮れなかった人がいた。 桜の花弁のような…

アルテイナ公爵家の三女、ロベリア・アルテイナは子供のころに会った顔を覚えていない男性のことが忘れられなかった。 それが恋というものなのかもわからず17歳になったロベリアは、父親に…

私は明日殺される予定なんだ。 文化祭が賑わう中、そう言い残して彼女は姿を消した。 学校に現れた一人の男が持つキャリーバッグの中に彼女が入っていると気づいた森は、そのキャリーバッ…

詩腸鼓吹　-しちょうのこすい- 「詩腸」は、詩情のことで、詩ができそうな雰囲気。「鼓吹」は、笛や太鼓を鳴らすことから、鼓舞し、かきたてること。 世俗から気持ち離れて、人生の箸休…

主人公のカヨは、ある日を境に同じ日の夢を何度も見るようになる。初めの頃は目を覚ますと内容は大して覚えていないが、回数を重ねる毎に記憶の量は増えていき、やがてこれは夢なのか現実なの…

気が付いたら真っ暗な世界におり、自分の名前さえ覚えていないのに女神と名乗る少女からお願い事をされてしまう。それは地球という世界を救ってほしいとのことだった。他の神達が増えすぎた人…

高校入学の春、僕達は異世界に来た 過酷で現実的なファンタジーの世界に 　 そして、過去を思い出す ―過去は嫌だ。未来に進みたい これは、少年が未来へ歩む物語 …

夫である司は、妻に不満を覚えていた。 意見を言わず、責任を押し付ける姿。お淑やかと言えば聞こえはいい。だが、面白味にかける、つまらない女であると司の中にあった愛情は冷めきっていた…

スラムでその日暮らしで生きていたネリアルドは持っていた過去視の能力により、間諜組織に無理やり加入させられ自由のない日々を過ごしている。だがまぁ本人はそんなに苦痛を覚えていない。な…

　次々と子供が行方不明になって、ある日突然ふらりと帰ってくる。帰ってきた子供達は何も覚えていないのに、異様に魔術を恐れるようになっている。 　そんな奇妙な事件が多発している街で…

創作塾初回。 先生のtwitterに案を得たもの。

KAC20218テーマ『尊い』 みんなにとってはありふれた風物詩。 そんな風物詩でも参加者にとっては大切な１日。 あなたは覚えていますか……。 わたしが見た風物詩の１日……

結婚記念日には、回数によって名前がついていることをご存知ですか？ 15回目までは1回ごとに、それからは5回ごとに名前がついています。 うっかり屋な僕が、20回目の結婚記念日を忘…

　――有吉弘行が好きだと彼女は言った。 　大学で再会した高梨との思い出は何ひとつとして覚えていないが、それでも顔はたしかに覚えていた。思い出話に花を咲かせながら、彼女との距離は徐…

初めてスマホを手にする少年少女のお話です。 自分も初めてスマホを手にしたとき、ワクワクしたり、ドキドキしたり、そんな記憶はありませんか？ KAC20215参加作品「スマホ」

　此処は何処？私は誰？何も覚えていない主人公が気の向くままに旅をする。いつか自分の記憶を取り戻すために。

イマジナリーフレンド……空想の友人……IF……。 覚えていないのか、それとも、初めからそんなモノはいなかったのか……。 でも、きっと誰もが、一度は出会ったことがあるはずの彼ら。…

　五百年前、前代未聞の災厄により壊滅寸前まで追い込まれた人類。 　 　ただ滅びを待つのみだった最悪な状況を変えようと立ち上がった少年がいた。これは世界を救った一人の英雄の物語。…

注意　以前は過呼吸のとき紙袋使ってましたが今は使わない方が良いとされているみたいです。作中では使っていますが過去の話ってことで真似しないでください。過呼吸の新しい対処法今日知りま…

香鳴裕人様の自主企画「同題異話SR」に参加させて頂きました！ありがとうございます。 うまく表現できたのかは不安ですが，よろしくお願いします。 “ゆーくん”と“なーちゃん”のお話で…