登場から衝撃的、且つ圧倒的。枠から外れた世界で少しだけ残った善意と悪意。それすらも塵芥と等しく彼女の前には無意味。正に世界は自分を中心に回っていると言っても良い主人公。理知的な暴虐と加虐に善悪はなく意志のみが存在する。目的のためならば只々それを振るうのみではないだろうか。異能バトルではあるが、その異能が霞むほど主人公の異質さが際立っている。エドガー・アラン・ポーの短編小説の様に狂気と正気の狭間にある美しさ。それが、このお話の世界観とどこか似通っている様に感じる。
主人公の登場シーンがすごく衝撃的でした。そんなお顔をしているなんて、、、独特の世界観がよく考えられていると思います。教室の生徒達はどうなってしまうのか!?私にはちょっと怖すぎるけど、つい読んでしまうそんな小説です。
やや古風な文体が、高密度で情景や心の動きを描写する。あまりに強大すぎる力をもった主人公の思いは沈殿しては浮かび上がる。