「クトゥルーです」を含む小説

神話生物を狩るマッドサイエンティストを筆頭に、民話伝承から未知なる宇宙的恐怖まで、語るのは人とは限らない。読後のＳＡＮ値チェックはお忘れずに。 夜鷹の臨界点と相転移。受肉する邪神…

17世紀イングランド、清教徒革命から王政復古へといたり、名誉革命へと続いてゆく動乱の時代。 叛乱が多発して、魔女狩人が暗躍したこの時代に、その片隅でうごめいた、暗くも哀しい言い伝…

エドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」とハワード・フィリップス・ラヴクラフトの「チャールズ・デクスター・ウォード事件」（そしてブロックの「ポオ収集家」！）を材に取った新・…

【第１回】クトゥルフ神話の会 こんな面白そうな企画あったなんて気付きませんでした。(笑) 参加するのが締め切り最終日なので作品数は少ないですが、こういった切り口の作品は無ないで…

亡くなった伯父が遺したもの。それは幕末の名工が手がけた漆喰彫刻「こて絵」だった。安政の大地震。夢に感得した異神。昔話「海に呼ぶ絵」。古文書「三宅記」の異本。米国総領事ハリスの手紙…

自主企画「クトゥルフ神話の会」参加作品をいつでも読めるようにしました。

始まりの少女、終わりの少年と旅をする。 人類がこの宇宙に相応しい存在なのかどうかを 見極めるために。

彼女は哲学的な事ばかり考えていた。だから学校ではいじめられてばかり。 でもある秋のはじめの日、とうとう彼女の願いはかなった･･････。

　女子高生の黒木アリスはいつも悪夢を見ることに悩んでいた。友人の折紙久遠の勧めで夢占いを受けると悪夢の内容が変わり喜ぶアリスだが、翌日周囲が無人の暗がりになりさらには黒い怪物に追…

新興住宅地「希望台」の外にあるごみ屋敷は、近隣住民に忌避されていた。希望台に住む主婦の野沢美代もそのごみ屋敷を嫌う一人だったが、ひょんなことから、その家にかかわる謎に興味を抱いて…

念願のミスカトニック大学に進学したナタリーは憧れのアマチュア作家である従兄、ローレンス・ピックマン・ハーヴィーと同じ家に住むことに——運命が与える悲しみが夢と現実を交錯させる。こ…

恩師を失ってから憂鬱な生活を送るクローディアはある時、名前も知らない青年と逢瀬を持つ。しかし青年ハルはクローディアの実の甥だった。情熱的なハルを拒もうとクローディアは悩むが、さら…

他の詩集にまだ入っていない短詩をまとめました。Twitterで公開したものを含みます。

※2023年第一回『幻想と怪奇』ショートショート・コンテスト第一次選考通過作品。 〝幻視する癖〟があったのだった。現実に存在しないもの、実在しないものがあたかもそこにいるように…

イギリス、ケント州ドーヴァー。語学留学に来た日本人の異母姉弟、エマと栄太郎は父親のつてで、地元の名士であるキング家の屋敷に滞在することになる。しかし二人の旅には、もう一つの目的が…