「#廃墟」を含む小説

※以下、本文に至るまでの出来事 言葉を話す二振りの剣を得物とする旅人・コギトは、先の戦闘で片方の剣が折れてしまい、困り果てていた。 『間に合わせでなくちゃんと良い金属を使った剣…

今日、雪が舞う中、この県境の山に登ってきたのにはわけがある。どうしても雪の日でなくてはいけなかった。だからわざわざこの雪の日を選んではるばる来たのだ。一年前に聞いた話を確かめるた…

小学三年生の僕は、友人のAとBに連れ立って授業後、学校の近くにあるビルの廃墟に行く事になった。五階建てのビルの最上階に着くと、そこには先客のホームレスが独り寛いでいた。

――ある宇宙に灰色と茶色で色づいた廃墟ばかりの惑星があった。この宇宙で最も活発に生命活動が行われている星の一つだったこの惑星は、かつて奇跡と呼ばれ、知能を持った支配者達が高度な文…

　突然小隕石が降ってきた日を境に、ほとんどの動物は、突然変異した狼に滅ぼされた。 　人間の雄のみを狙って喰らい、雌を攫っていく狼に、人類軍の対狼専門特殊戦闘部隊〈赤ずきん〉の猟兵…

灰だらけの廃墟の奥で、黒い怪物を拾った少女の話。 人類が皆滅んだ後、何故か生き残った少女と人類が滅ぶ元凶を作った地球外生命体の幼体、何でか一緒にいるふたり。 結構前に骨組みだけ…

茶摘み協会が推薦するVチューバー、茶娘探偵ナマムギは、鶴見区の再開発計画に伴い廃墟となった鶴見カンフー沖縄商会跡地を訪れた。そこで、戦後最大の産地偽装事件であった商会の惨殺現場で…

　一級魔導士の少女マリカ・コノエは《リペアスキル》という物を直せる特殊能力を持っている。 　ある日、廃墟都市で壊れたメイド型アンドロイドを拾ったマリカはリペアスキルを行使して修復…

廃墟に一人、皐月はたたずんでいた。 誰もが幸せになれると謳われる、タバコをくゆらせる。 霧式様の「お題『幸せになる薬』で短編小説を書いてみよう」に参加させていただきました…

「俺」である柳田小太郎(19)は、引きこもり、ニート、童貞の三拍子が揃ったまま、8時間後に20歳の誕生日を迎えようとしていた。 成人にしてこの三冠達成を危惧した小太郎は、せめ…

エルサレム（イエルサレム）に出来た十字軍都市国家　 百年以上の歳月の後　最後の王国は滅び去り・・後には灰燼の廃墟 殺された人達　攫われた人々の嘆き 聖地を都市国家とした巡礼者…

最近、アンデッドに襲われる被害が続出していると聞く。 俺は国王からアンデッド退治の勅命を受け、廃墟と化した町に来た。 そこで見たものは……

巨大地震と火災旋風の果てに、廃墟と化した巨大科学都市＜アカデミアメガロポリス＞東京。 旧山手線圏内の立入禁止区域――通称G区には、ゴーストと呼ばれる生き残り集団がいると言われてい…

　廃墟と化した城の中、風に吹かれる手紙の束が揺れていた――。

廃墟で踊る少女の足は、瓦礫で傷つかない。 夕暮れに佇む少年の色彩は、橙色に染まらない。 ふたりと出会ったのは、時代も性別も感じさせない衣装の大人。 ひとの形を持つ、人間ではないも…

その旅行は単なる思い出作りの廃墟探索で終わるはずだった。 舞台となるのは竜宮城を模して作られたという温泉旅館。経営者の孫娘であり、何かを隠しているサークルの先輩。誰も居ないはずな…

勤めている会社の不正を見過ごせなかった仲村寿桃は世間に後ろ指を差され、追い詰められ自殺を図る。 廃墟と化した人気のない屋敷の庭で静かにこの世を後にしようと考えた彼女だったが、そこ…

少し、恐いお話です。 小説を読み慣れていない方、漫画を意識して書いていますので気軽な気持ちで読めると思います。

加奈は、ある路地裏で目を覚ました。 人気は無く、謎の物体が転がり、建物は廃墟と化した不思議な世界。 ―ここはどこなのか…なぜここにいるのかも分からない。 …記憶が消えている…

異能の力を振るう超人や怪人に怪物の類が跋扈する地球。 ヒーロー組織であるアルゴスの平隊員である少年 山吹晃助は、気功と拳法と怪人使いの三つの異能を持っているが 怪人使いの異能だけ…