「月 青春」を含む小説

　中古のスケッチブックのように、黙々と自宅、学校、アルバイト先を行き来する淀んだ白い日々を送る芳内克月。深海のように、派手派手しい毎日の裏に青い葛藤を持て余す風間実。花火のように…

※kindle、ブックウォーカー、楽天koboにて２０２３年１０月２７日より同タイトルで電子書籍でのみ販売しております。 「志穂。私ね――好きな人ができた」 小一の頃からの…

「貴女は、『ユラ』という、いわば天から選ばれた子なの」 「……はぁ！？」 ――これは、ある少女が仲間たちと共にガールズアカペラバンドを結成し成長する物語、のはずだったが…… …

雪村　紗栄は 月のような存在でいつまでも太陽がないと生きていけないと思っていた。 雪村　花鈴は 生まれたときから太陽のようにギラギラと輝いて、誰からも好かれる存在だった。 …

大学2年生の僕は毎晩考える。皆が寝静まり、無音な騒音と共に僕の思考は深い夜の闇に溶け込んでいく。 僕には愛する人がいた。大学生だけれど、この先も考えられるような、ずっと一緒に居た…

　幼馴染の二人が交わした約束。それは『ふたりで鳥になる』という、奇妙なものだった。 　その約束を叶えるため、二人はそれぞれ違った方法で、鳥になることを目指す。 　夜鷹が選んだのは…

※公募用あらすじネタバレ注意！ 最高の青春を送るという大志を胸に大学生になった鳩山直道は、新歓コンパの夜に大リバースをした烏丸まどいと出会う。 彼女と直道は同じアパートの隣人…

　1995年に起きたタイムクラッシュにより、世界は形を変えた。 　存在しなかったはずの人が存在し、存在するべきだった人が、存在しなくなった。 　「彼女」は、そのどちらにも属…

第1章：2022年8月 「とうとう私たちで夏に行く方法を見つけた、それはこの馬鹿げた世界をぶっ壊すことだ」ある八月の土曜日、仕事の疲れを癒すはずが──ぼくが知るなかでも群抜きの変…

「君は、なんのために守護者になるの？」 　異能力が人類に認められ、守護者（ガーディアン）という国家資格として一つの地位を得た世界。 　主人公の赤坂 八尋（あかさか やひろ）の…

　全五話です。 　 あらすじ 　私、月森結愛にしか見せない、逢坂美紅先輩の癖。 　その癖を頼りに、告白を繰り返しているが一向に実らない。 　癖の意味を私は知っているはずだっ…

それはよくある恋文から始まった。 高校生になったばかりの主人公＿斉藤 耕平（さいとう こうへい）は靴箱に入っていた1つのラブレターを見つけた。 今時珍しいラブレターに差出人が書…

主人公の『本堂ゆうき』は、ある日突然、相手の頭の上に数字が浮かんでいるのを見えるようになった。 そしてそれは、その人の経験人数を表していると気づく。 おいおい、男も女もみんな嘘…

　青春を嫌う社会不適合者日本代表高校生と学校一の美少女で学校一の人気者だけど学校一の腹黒女。 　彼は彼女の好きな青春を殺すべく、彼女は彼に抗い人気者を貫き通す。勝負とも取れるそん…

はじめまして。 楓月と申します。 今まで占いツクールで書いていましたが、この度カクヨムに拠点を移しました。 高校生の一瞬を切り取った短編集です。実体験を元に書いてることもありま…

　1949年4月。戦後アメリカ統治下の東京で繰り広げられる、安藤ハジメの一年間の物語。

　この物語は筆者が作ったノベルゲームを小説化したものです。ゲームコンテストにて佳作、スポンサー賞を受賞。 　人との関わりに壁を作ってしまう主人公が、その距離感や自身の抱えているこ…

読み終えたあと、すっと生きようと思える連作を組みました。 好いと思ってもらえれば幸いです。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 二十首連作部門

★第一部・完、７月より連載再開です！★ 「牛乳瓶は、どこに捨てればいいんだ？」 七里旭（しちり　あきたか）は、初めて飲んだフルーツ牛乳の空瓶を手に途方に暮れていた。 温泉初心者…

優しく輝くそれはいつの夜にも寄り添い、 どんな人にも等しく光を向けた。 暦では一瞬にも満たないほど僅かだが、 その木は満開になると、たくさんの人を集めた。 ただ一方は、変わってい…