「見ない 見る」を含む小説

突然ですが私・村上小雪はトラックに轢かれて、大好きだった乙女ゲームの世界に転生しました。悪役令嬢の専属メイド・小雪として。 こんなの滅多にないチャンス！　そう意気込んだ私は乙女ゲ…

[以前450円の便箋の方に乗っけていたやつなのですが独立させました] ヴァレンタインデーってなかなか勇気が出ないことありますよね。相手がどう思ってるのかーとかこのメッセージ送って…

　トワには夢があった。 　いつか故郷の空を覆う龍――天空巨龍オルファーゼタを倒すという壮大な夢だ。 　その夢を抱いて故郷を離れ――三年。 　荷物持ち「トランスポーター」として勇…

　スマホでお金を稼げるというＮＦＴブロックチェーンゲームをダウンロードしてる最中の舞は、寝落ちしたらスマホの中に入ってしまい夜の９時から朝の６時まで、スマホの外で眠る舞の姿を見な…

　――高等学園を卒業してから日夜ダラダラと寿命を消耗するだけの青年は、退屈しのぎの旅に出る。その目標は、プロの競技者となってまだ見ぬ世界を見ることであった。 　飛び込む先は『ふれ…

現代、少年コンラッドはある日偶然悪魔と人間の取引に遭遇するが、コンラッドが悪魔に殺されていないことを悪魔に発見され、悪魔は出会いがきっかけでコンラッドに現実を見る能力を与えた。 …

スキルも神様も、レベルも魔法もあんまり関係ありません。 とある土曜日、友人たちでよく行く小料理屋に集まって昔話、そんなところから始まる学生時代のお話です。 一章　さけのみよにん…

　ごく普通の男子高校生、綾辻 未来久(あやつじ みきひさ)は何故か美少女たちにめちゃくちゃモテている。 　羨望と嫉妬の的になるはずのそのポジションだが、未来久は彼女たちのアプロー…

部活の時間に窓の外にいる君を見るのが一番楽しみな時間 風景を描いているはずだったのに 君を見つけるようになってから私の絵は変わってしまった 友人たちにはからかわれたけど、 目が奪…

「何？　旧リガルド王国の話を聞きたい？」 　酒場の主人は、読んでいた新聞を机に放る。 閉店前の、客がひとりも入らない、伽藍洞の酒場の中で、彼は睨みつけるように虚空を見据える。 …

――魔女の窓に切り取られた景色は、別の世界につながっていた 雪に覆われた街の廃墟のような洋館で、少女は旅の魔女と名乗る人物に出会う 洋館には『魔女の窓』と呼ばれる不思議な窓があ…

溺愛や尽くしも相手から同じ熱量で返ってこないと感じるようになったことで、疑いや嫉妬・執着へと変貌していくようになる。彼女を手放したくない昌大と昌大の行動に次第に戸惑う百合。 昌…

問おう、豚は夢を見てはならぬのか……否。思い描く夢の形はどうであれ、夢を見ることはどんな生き物であっても自由だと。豚は思う

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

アンデルト帝国で、獣人のヘイゼイは性奴隷として貴族に飼われていた。小さい頃から奴隷として生きていたヘイゼイは、日々主人から命令される性行為が嫌で嫌で仕方なかったが、逃げたとして自…

道を歩いていた女性が、突然中を見て立ち止まった。向かい側から見ている自分には何も見えず、ただ見えないフェンスに阻まれているかのように彼女は右に左に動くだけで前進できない。やがてそ…

　人生で初めての『姉妹喧嘩』から一か月後。屋敷の主であり、実の姉でもあるルッカとの仲直りをしたフィリアは、長い間夢見ていた外の世界への旅をする許可を、ついに手にする。 　ベッドの…

　魔族をたった一人で滅ぼした最強の魔術人形コギトには心があった。しかし魔族の死を見過ぎて心が壊れ、そして用済みと言われて自爆した……筈だったのだが、日本という見知らぬ国のダンジョ…

６年付き合った彼と、 ３０歳手前でようやく結婚。 当然のように、 幸せな結婚生活を夢見ていたのに――。 「結婚したら、家を守るのが女の務めよ」 仕事を続けたかったわ…

主人公・花蓮（かれん）は奇妙な夢を見た。 その夢とは夢の中で、一度会って死んだ男の顔が忘れられないというものだ。 夢は過去にあった記憶や情報を脳内で処理し、映像化することを知…