「蔵書」を含む小説

日本No.1の蔵書数を誇る『国立中央図書館』 そこで働く渡瀬繋《わたらせつなぐ》は、司書兼異世界案内人という変わった役職についていた。 ただその存在を知るものは誰もいない。 そし…

母の死を機に、生まれて初めて道観を出た王仙羽（ワン・シェンユー）。英雄と名高い父の行方を追う中で、彼は冥府の役人からとある者を探して欲しいと頼まれる。王仙羽は父の情報を渡すことを…

　魔法貴族アルデハイム家で生まれた者は5歳のときに才能適性が鑑定される。 　魔法の才能が期待される中、長男のノアの才能は【翻訳】という魔法に一切関係のない才能だった。 　この一件…

葆国の女官李明麗は幼い皇太子琥諒元の侍女として仕え、多忙ながらも充実した毎日を過ごしていた。 皇帝の覚えめでたい能書家である文官林文徳もまた、東宮府の蔵書閣に勤める傍ら、諒元に書…

読者のみなさま、いつもありがとうございますm(__)m 角川ビーンズ文庫様より『華月堂の司書女官』好評発売中☆ カクヨムにて、発売記念短編を掲載中 ・『華月堂の司書女官　幼な…

「この国の永住権を得るための条件はただ一つ、この図書館の蔵書を順番にもれなく読んでいただく、それだけです」 飢えも争いもない、誰もが幸福であるという国の図書館司書は、そう言った…

辺境の星にぽつんと建てられている、古風な塔。その内部には、無数の本が所蔵されている。 そこで蔵書の管理をする青年と、茶トラのメス猫アルカディア。 それは磁気嵐の荒れ狂う日に、と…

ある日、誘拐された姫。 王国は、姫の失踪に悲しみに暮れる。 姫の居場所は、魔王城。 一方、攫われの姫は、蔵書室の謎の本からある宝玉を渡される。 それこそが、魔王の証だったの…

「どんな本を読んでいるのか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言い当ててみせよう」 　……そんな質問を実際に言われたことはないし、本で読んだこともない。 　いや、上のセリフが…

ヴィオノ・オビエは止まってしまったこの時が好きだった。彼女がこの王宮図書館である【マロニエ・コマン】の司書として勤め始め、いったいどれほどの時間が経ったのか。その答えをヴィオノ自…

女神の手違いによって僕の蔵書と地球上の貴重な書籍が異世界に転送されてしまった。本は異世界で強力な魔導書に変わってしまったという。魔王を倒して！ じゃないんだよ僕の本返せ！！

　この俺の人生日記を読んでくれてありがとう。君は数々の蔵書の中から選ばれた人だね。俺の名前はアリシア、よろしくな。 　風変りなこの世界で、第二の人生を歩んでいる男だ……。正確に…

14年前、本名名義の企画出版でエッセイを出版したときは、地元の出版社だったため、郷土資料として地元の図書館が軒並み買ってくれていた。 しかし今回は、地元ではなく東京の出版社からの…

国内有数の蔵書数を誇る宇伊豆学園附属図書館の地下には広大かつ深淵な《迷宮》が存在する。 高等部に所属する図書委員の守砂尊（すさ・たける）はある日、地下の《閉架書庫》に足を踏み入れ…

大学生の十束は、友人の青柳に誘われて秋葉原にある奇妙な喫茶店に迷い込む。 その喫茶店には千冊を超える蔵書と読書魔のウエイトレスたち、そして奇妙な客がいた。 本を中心とした彼らは都…

ここは星が生まれて死ぬ場所。 数多の星に生まれた人々の人生を集めた蔵書でございます。 今日はこちらに何をしに？ ＊短編になります

〈セカイ図書館〉は、本の形でセカイを蔵書している場所。 どこからでも行けるけれど、辿り着けるのはほんのひと握り。 無数にあるうちの１つ、こちらの図書館にまつわるお話たち。 【各話…

主人公はある夏の日、図書室でノートを発見する。そのノートには、神話じみた話がいくつも書かれていた……。現代の気疲れする世界から少し遠ざかるような、そんなお話です。

-あらすじ- 出版社に勤務の"童顔"で"童貞"の冴えないサラリーマン"鈍蔵 露利(なまくら つゆり)"は28年間、彼女なしだったがある事がきっかけで7人の美少女から告白されまく…

蔵書狂にして蔵書卿、カナエ・シュレィデンの禁書庫は燃やされた。 ブチ切れたカナエは黒幕を(社会的に)炎上させるまで止まらない。 これは、禁書から得た膨大な量の禁術を使いこなす“…