「挽歌」を含む小説

こちらは、サークル【黄金の海原】様発行のDX3rdシナリオ『血絆のシルバーバレット』のセッションの内容を基にノベライズしたものとなっております。 ネタバレ・特殊な独自設定を多分…

2021年4月の作品です。

終戦76年目ですね。近頃は肌寒いくらいですが、当時はきっとうだるように暑かったのでしょう。 私の祖父母もそうなのですけれども、戦争を語る方が年々少なくなっています。我々にわかるこ…

ある日、大阪市内一体の携帯が一斉に鳴り、電話を取った全ての人間が石化する事件が起こった。 石像たちは石化を免れた人々に襲い掛かり、あっと言う間に大阪市は石像によって制圧された。 …

令和元年12月から岩国と横浜で離れて暮らしていた私豊岳正彦の妻さだ美が、 令和三年三月知らぬ間に横浜で身罷りしに際して、 挽歌をささげ後生の菩提を祈念し奉る歌句集詞書集物語いわゆ…

1994年、組の為に鉄砲玉となって敵対組織の幹部の命を奪った男―――良太が出所した。 秘めていた思い、未来への不安を持ちながらも―――

戦場。俺は、人間なのか、それとも単なる機械なのか？

The Eagles ... the legend of the Rock band , in terms of their creation of great sounds a…

　万葉和歌を万葉仮名と漢字かな混じり文とで読み比べると、「あれ？」って思うことがあるんです。 万葉集屈指の有名歌である八番歌、「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出…

2002年11月30日、香港の老舗飲茶レストラン「陸羽茶室」で白昼堂々と行われた殺人事件は、捜査関係者から映画「ゴッドファーザー」、「男たちの挽歌」のようだと言われた。その背景を…

ぼっち気味の女子大生・秋月ゆみえは、過去に土葬した猫の死体が何者かに掘り返されていることを知る。 腐乱し、白骨化しているであろうそんなものを、誰が何のために？ お盆を控え彼岸…

かたや、西の魔女。 かたや、東の老人。 共に目指すは待ち人在りき、かつての戦地。 呪い渦巻く、焦土の先。

　世間を賑わす謎の「連続失血死事件」――連日連夜のように全身から血のない状態で見つかる被害者に、警察による捜査は難航していた。 　そんな中、犬すらも上回る超嗅覚の持ち主である自称…

それは20世紀の記憶、あるいは挽歌のような。 母から聞いた、夏の宵の少し不思議な話。

東北の高校を出た若者が予備校、大学を出て社会に出るまでのことを、主人公が思い出として綴っていく。学生運動の高揚と敗退。党派による内ゲバの悲惨さと、寄り添うようにして生きる若者の優…

天涯孤独の雪丸は十五歳。従事した〈犬狩り〉で犬と暮らす少年と知り合い、花作りに精を出す落魄した姫君と出会って…平安末期の哀しい青春群像。

森の美しさと生命力を女性の姿に仮託して書いてみました。2011年当時のニュースで、東日本大震災の津波で被った塩のために山の木々が水のきた線より下は赤く変色して枯れてしまった、とい…