「羽衣」を含む小説

天音中学校に通う二年生、獅子野羽衣は動物が大好きで、飼育小屋に入り浸る、生き物係りの女の子。 羽衣がある日の帰り道、カラスに襲われていたぬぐいぐみを拾って家に帰ると、そのぬいぐ…

2025年版ボイスドラマとして手直ししました。 小説とシナリオの中間のようなもの。 改稿前のコメントがあります。 〈参考サイト〉『恋する方言変換』　万葉仮名

帝の前に突如現れた、天から落ちてきたと称する女。帝は女が演奏する琵琶の音色と彼女の美貌に惹かれていく。

「……あぁ」 ──もう、ここまでか。 一人は、白銀に染まる荒地の地に伏せる。 「……みん……な……」 ──どうして、先に行っちゃうの……？ 一人は、鮮…

これが短歌？ お遊びですよね、歌遊び 昔話をダイジェストで紹介 そんな感じです ▼目次？ 金太郎 瓜子姫 竜宮童子 一寸法師 鉢かづき 河童の証文 おんぶおばけ 鶴女房 …

容姿のせいで周囲に馴染めないシカ・ブルーナーと、月から来たというアンドロイドのカグヤ。 二人の少女が出会い、やがて大きな事件に巻き込まれる—— ※この作品は小説家になろうにも掲…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門投稿作品 双子の姉妹と、優しい少年が、川縁の下町に生きていた。

　大学生の草薙優真(くさなぎ　ゆうま)へ、母の実家がある村に住む幼馴染みの天川羽衣(あまかわ　うい)から数年振りに手紙が届く。その手紙には彼女が住む村の伝承にある龍神様への生贄と…

　自分の体一つで街中にある建物や壁などの障害物を乗り越え、飛び移り、可能な限り素早く移動する『パルクール』というエクストリームスポーツにはまっていた私は、ビルの屋上から隣のビルへ…

学費援助を建前に、岡姉妹とのお見合いが始まる。 「接吻とお砂糖」の前日譚。

布団の魔力、とは随分と使い古された表現ではあるけども、言い得て妙だと思う。 やることはあるけれど急用ではない。 そんな日はどうしても布団の誘惑に負けてしまう。 どうして人類は…

　ユネスコ無形文化遺産に富士山と共に三保の松原が登録されるニュースが流れた。 　映像を見た祖母が「支配者がやってくる」と呟くのを聞き、孫の｜衣望里《えみり》は、祖母がぼけてしまっ…

ある日、ある橋の上で、落ち込んでいる一人の若者を見つけた。 曰く、「金を持っているか」と。 若者に導かれるまま未知の世界――パチンコ屋へと足を踏み入れたけれど、己を待っていた…

電波を拝借して『ラジオ体操』なるテレビ番組を見た。 骨を芯に据えた棒きれのような身体はとても動きづらそうだが、天性を活用する道筋を見出す能力は、やはりどの生物にも備え付けられた…

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

クッキーとハーブティーを持って、夜のお散歩。 坂木君、呉さん、石矢君の仲良し三人組の高校時代のお話です。 お題「深夜の散歩で起きた出来事」です。

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

水の星・地球へ舞い降りると美魔女に変身

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…