「ふたりきり 短編」を含む小説

聖夜、ふたりきりの夜行で語りあう。 「私」は訪れるいつかの死を想い、「女」はいまたたずむ生を感じる。

とある世界のとある島に、ダンジョンがあった。 そのダンジョンは聖母神が祀られた古代遺跡だった。 そのダンジョンが発見されてはや１０年。 あまたの冒険者が挑むも、強力なモンスター…

やらかした男は、殺戮オランウータンの待つ部屋に押し込まれる。

「うちでチーズフォンデュしない？」 腐れ縁の女に誘われふたりきりのフォンデュパーティー。 フォンデュに舌鼓を打ちながも、俺は彼女に伝えることがあった。 どうやら彼女も俺に打ち明け…

　部屋には一人の青年と、虚空を見上げる壊れかけのアンドロイドがいた。 　ふたりきりで生きた彼はまもなく機能を停止するであろうアンドロイドと最後の言葉を交わす。

「俺」は入社直後のやらかしで、屋上のプレハブ小屋に異動させられた。 そこで待っていたのは小汚いオッサンだった。オッサンとふたりきりの部署は特に何をするわけでもない。ただひとつ、社…

放課後の教室に二人の女子高生。好きな子とふたりきりで落ち着かない「わたし」と、そんなわたしに『好き』を教えて欲しいと言う「安斎さん」。百合です。

ふたりきりの美術室、ふたりだけの秘密。砂漠で迷った旅人が水を乞うように、『私』はその右手を愛しいと思った。その世界を欲しいと思った。 ※小説家になろうさんとの同時掲載です

　人はそれぞれの“心珠”をもって生まれる。 　本人が念じれば手の中で出現させられる“心珠”は、欧化が進む今日でも未だに謎に包まれたままだ。 　“心珠”には、ひとつとして同じものが…

謎解きが好きな少年、橘周吾郎（たちばな・しゅうごろう）が高校の合格発表で出くわしたのは、三度のメシより推理を溺愛する“迷”探偵の少女、小日向春瑚（こひなた・はるこ）だった。 消え…

生徒会長が、引退する。 次期生徒会長は、僕だ。 文化祭の最後の三分間。 僕たちは、舞台袖でふたりきりだった。 「呉葉（くれは）くん、女の子には慣れてないんだなあってあのときほ…

ふと目が覚めた青年は世界の全てに違和感を感じた。その『目』に映るのは、黒く短い手足と四畳半の片隅に転がる『自分』の姿だった。ふたりが紡ぐ孤独と再生の物語。

ネイリストとして働く吉行（よしゆき）は、親友の母親によばれて、パーティ前のネイル準備を手伝っている。 くったくのない親友の母親・志穂（しほ）に恋こがれている吉行は、ふたりきりのホ…

夏休み、美術室でひとり絵を描く内気な少女・杉村ひとみは、ある日突然やってきた運動部の少年・萩本慎太郎と友達になる。 「平成最後の夏」「夏休みの非日常」がテーマ、短編小説。 （…

ぼくとキョウカちゃんは家が隣同士の幼なじみ。ふたりとも両親が共働きで家にいない。毎日のようにぼくはキョウカちゃんの家でふたりきりで遊ぶ。そんなある日、キョウカちゃんはぼくに言った…