「​円城塔賞 お仕事」を含む小説

記録官は見た！　 天才取調官の一部始終を……

数年前、発表された人や物を小さくできる「縮小技術(ミニマライズ)」 それと同時期にある登山家が"自宅登山家"を名乗るようになった。 彼の名前はエミヤ・シュウイチ。 著名な登山家…

　時は西暦二〇三〇年。国は最先端ＡＩを駆使した犯罪監視セキュリティネットワークシステム・通称「ツグミ」を導入し、犯罪発生件数の激減を実現させた。 　だがある日、突如としてツグミが…

『萌草文化考古学』とは――西暦２０００年を中心とする前後約５０年にわたる、アニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーを研究するもの。 ゼミの１年生・観野シズクは、あこがれの先輩であ…

TV番組制作の下っ端AD加藤は、ある時、謎のシェフと出会う。 彼は「スタッフが美味しくいただくためのシェフ」と名乗った。 パイ投げに使われたパイ。大食いタレントの食べ残し。わさび…

柴犬の爆発的増加により、世界は混乱に陥った。 積毛による交通網の麻痺。作物への被害。服に毛がすごい。 国土交通省『毛害対策局』の若手・羽柴は毛害対策に奔走する日々を過ごしていた。…

確かに『見ているだけの簡単なお仕事』だった。 ただ、見ているだけの。 ※小説家になろう、エブリスタにも掲載しております。

演習でカラ薬莢を紛失してしまった俺。 たとえ空砲と言えども、薬莢はすべて返納しなければならない。 俺のミスで、舞台総出での捜索をすることになってしまった……

宇宙船のパイロットをしている男は悩んでいた。 宇宙船の中が臭いのだ。 原因を探る男は一つの結論に辿り着く。どうやら臭いのは昨日乗せた異星人、「クッサ星人」のようだ。

薬剤師の視点から見る驚きの人間模様!!　薬剤師の日常が今、明かされる！

　時は二十二世紀目前。気象制御技術は革新的に進歩し、天気は人が自由に決める時代となった。 　あらかじめ国により定められた“今日の天気”の暦――通称「ウェザーカレンダー」は、今や仕…

平和を希求した研究者が独裁者となるまで

三本の巨大な牛蒡が空から降って来たあの日以来、東京の人々の食生活は牛蒡中心。東京在住の“私”は、勤務先の新作コレクション発表会に足を運ぶが……。 ―――――――― 【文学賞…

え？　これが窃盗罪になるの？ 意外な行動が窃盗罪に該当すると分かり、納得いかなかった俺であったが、なんの因果か、警察官になっていた。 昇進試験に向けて刑法を勉強する俺たちには、意…

職場で気になるあのコがもしもラブホだったなら…… そんな東京のなんだか不思議でちょっぴりエッチな夜にあなたをご招待します🌃

近未来、人類は五感の再現された仮想世界と、太陽系外の惑星という二つの新しい世界を手に入れていた。 男は惑星不動産屋として惑星を売る仕事をしていた。男の前職は仮想世界のデザイナー…

とある街の自転車屋で商品兼店員として働いている木下さん。 小さい頃に消防車になりたいと言う子供はいるが、木下さんは「自転車になりたい」と思って、大人になってそのまま目指した元気者…

－短編（読了時間 約４分）－　 天の国で、天使を務めているビーちゃん。 大天使様に言われ、“次の天国人”を探しに、 地上に降り立ちました――。 　あるところに、ひとりのおじ…