「口ばっかり」を含む小説

モリ。 村の誰もが口を噤み、立ち入ることが禁じられている場所。 祭の夜、「楓」は帰らない弟を探してモリへと足を踏み入れた。 そこに残されていたのは、不自然な廃墟だった。 同じく弟…

「ようこそおいで下さいました、異世界の勇者様」 「………………は？」 気が付いたら王城に召喚されていた主人公。諸々の説明を受けた彼は、素朴な疑問を口にした。 「それ、現地人…

ユーザー企画が面白そうだったので。 200文字以内なのでさささっと読めます。続きは思いついたときにでも。

四言劇場のスピンオフとなっておりますので、登場人物は普通の人間、律儀で丁寧な死神、口の悪い天使となっています。

起きたらサンタクロースが私の顔を覗き込んでいた…。この世界は誰のために創られたのか。羽毛布団は何のために作られたのか。私は羽毛布団を一口かじる。口の中でゆっくり溶かす。羽毛布団の…

ついつい、いつもは心の中だけで思っている言葉を、ポロリと口から出してまった。 「……でも、猪飼さんは、いつもいい匂いがしますよね」 自分の口から出た言葉に気付いたときにはすで…

注） 　なろうとピクシブにも改訂前のものが置いてあります。 　改稿が後回しになっているので、旧版をとりあえずで公開いたします。 　一旦、完結済みとさせていただきます。（改稿はコソ…

それなりにイケメンな主人公・七光幸輝は、度重なる転校が終わったことを機に理想の彼女を見つけることにした。 彼が入学したクラスにいたのは小学校の同級生！美人に成長していたものの……

５～６歳児の精鋭によって結成される幼女強盗団。 彼女たちはまたたくまに銀行を占拠する。 そんな愛らしい目で見られると……払っちゃう！！ ↓前回の投稿↓ 『ハッキング高等学校…

主人公 春日井皓 は中２の夏頃まで中学の剣道部に属していて、日本で有名な中等部の剣道選手の一人だった。彼の剣道魂は誰からも尊敬され、剣道好きの誰もから注目されていた存在であった。…

木ノ下　絢。 大人しいけれど、大体クラスの中心にいる。 ふわふわのウェーブがかかった髪の毛は少し色素が薄い。 タレ目で優しげな表情が印象的。 声は小さいけれど、頑張って大きな声を…

身を滅ぼすほどに、美味いスープがある。 送りつけられてきた、たった一口のスープをまた味わうため。 それを自らの手で再現するため。 当代随一の料理人真壁は、謎めいた施設へ足を運ぶ。…

引っ越してすぐ、私は食べたくなってしまった。そう、カップラーメンが。最寄りのコンビニはトンネルのすぐ近く、地元民しか訪れないこのコンビニで私は彼と出会った。

　曇天の上野動物園で起きる人間ドラマを書くオムニバス短編集です。全5話。 　第1話「パンダ・パンチ」 　とある真夏の昼下がり、上野駅公園口近くの野外カフェでコーヒーを飲んでいた…

「飲んだ者の一番の願いを叶える酒――」 就活生の青年が迷い込んだ奇怪な街。謎の飲み屋の主人。 酒を口にした瞬間から、彼の人生の歯車が狂いだす。

生意気なジャガーをシめてやるッ！ 　コノハ博士が見守る中、制裁は行われた。 　既にミミちゃん助手の口にはジャパリまんがねじ込まれている。 「ヒグマ、コマしたれ」 「えっ！？なんで…

主人公の暁サイガはある日を境に同じ週を繰り返し送っていた。 このループを終わらせるために色々な行動をするが事態は変化しないまま時が過ぎて行くばかりだった.... そして、ある日の…

大崎結人は平凡な大学生。将来の夢が、絵本作家ということ以外は。 周りが就職活動を口にし始めた時期、結人は夢を諦めるため、生まれ育った横浜元町で、ある店を探していた。 「ウォルラス…