「荒地」を含む小説

■この世界 世界中に『ヤツら』に感染した人間が大半を占める。人間は僻地もしくは離島で『ヤツら』の影に怯えながら細々と暮らしている。『ヤツら』発生から30年が経過して、旧世代時に人…

愛に関する習作。全5話。 ※章タイトルはT. S. エリオットの『荒地』による

ある日、南の空から灰の嵐が大きく膨れました。 湖の縁に並ぶ丘の一つから、地面も空も水もはいいろになって、空からも地からも生きているすべてが灰に変わる音がしました。 [削除済]さ…

植物と話のできる令嬢は気持ち悪いと婚約破棄され実家から追い出されましたが、荒地を豊かな森に変えて幸せに暮らしました

幸いを求める賢者と旅人の邂逅……それは、とある酒場での出来事。

　フラッゼ神王国海軍大尉・イーケンは、突如として軍用物資横領の嫌疑をかけられる。無実を訴えるも有罪が確定し、荒地の監獄送りが決定。絶望に打ちひしがれた彼の目の前に、アルンと名乗る…

知道と昌代とワラシの小家族。小家族を囲む夫婦それぞれの親族。 知道の人生とその精神史。人間世界は敵対に覆われた荒地なのか。 　　　　　　　　　　　　　２００５年執筆

大陸南西部に広がるカスロット砂漠。 別名、“歪みの砂漠”と呼ばれる荒地を縦断する魔道列車デザートイーグル号。 ラージャハ帝国発・キングスレイ鉄鋼共和国行きの列車に乗り込むのは、…

不遇な境遇にも負けない純真実直なリカント少年「ギズ」 女好きが止まらないエルフのバード「ダンティリオン」 失恋直後の生真面目マギテックファイターお姉さん「セッカ」 人の姿を捉え…

圧倒的劣勢を跳ね返して大軍に勝利し多大な功績を挙げたアキバツはしかし、それを妬んだ味方によって逆賊の汚名を着せられて騙し討ちされた。 　率いていた部隊は全滅し、アキバツ自身も重傷…

　【スティール・ライフ シリーズ 番外編その２】 　オートマタ産業の重鎮である笠原工業。その笠原家の末っ子長男 拓は家業に疑惑を持ったことで家を飛び出し”情報探索屋エクスプロー…

王都から南の辺境伯領へ続く街道をそれた一角に忘れ去られた村が一つある。 精霊の加護がなくなったからもうこの土地には住むことができないとほとんどの村人が王都や他の街に移住していき、…

第三次世界大戦によって世界は荒廃していった。 植物や草木も生えない荒地と化した地球で、人間は変化、いや……新たな生命体が誕生したのだ。 頭が物の生命体は人間達に――【人外】と呼ば…

2018年8月から2019年4月までの間にネットで公開した詩のまとめ。

　荒地の一軒家に二人きりで住む少年デジと少女バルナ。二人には三年前より以前の記憶がなかった。そんなある日、二人の家を招かれざる客が訪問する。彼等はデジ達の家の近所に、間もなく天か…

月コロニーへの人類移住計画が完了し、荒地と化した地球に、なおもそこで生き続けることを選んだ者たちがいた。 砂嵐と噴煙に塗れ、疫病の蔓延る不毛の大地で、何が人々の希望となり得るか。…

　ダーシアの世界は異腹の兄である正嫡の王子さえいれば完成していた。エルゼイアルは父王の庶子である異母妹を何よりも必要としていた。 　禁じられていると気づいたときにはもう遅かった。…

亡き婚約者を想い続けて独りで生きる娘と、そんな彼女を一途に想い続ける男の、十年ごしの恋の行方。厳しい荒野で遊牧生活を送る〈荒地の民〉の生活を背景に描く、異世界ラブロマンスです。