「怪談、 民話」を含む小説

雪女のお雪は、山に迷い込んだ木こりの青年と出会う。これまで誰一人として生きて帰すことのなかったお雪だが、その男だけは殺さずにおいた。ただし、「誰にも話すな」という約束を押し付けて…

２０１３年１２月に書いたもの

オートバイで旅をしていた若者はある日、競馬で思わぬ大金を手に入れる。だが、それが悲劇の朝を招く事に…… 有名な怪談、元祖転生ホラー【六部殺し（こんな晩）】を現代風にオマージュし…

ブラジルで語り継がれている都市伝説、昔話や神話のうち、幽霊・精霊・怪人・怪物・妖怪などの「この世のモノではない」存在が登場する話を一話完結型で紹介しています。 楽しくて、ときどき…

その男は死のうと思った。 死に場所と定めた山で男は不思議な老人に会い、山を下山するが如く時を遡っていた。 時は戦国時代と後に呼ばれた乱世。 華やかなりし武士達の徒花咲き誇る絢爛た…

栄える為に、供物を捧げる事を選んだ旧家のお話をしましょう。 「２１回」の為、連載作「あやし　あやかし」より語り部が出張してお送りします。

妖怪。日本古来より民話や伝承などで伝えられてきた、人知では計り知れない存在。 産まれてきてから約二十年、ごく平凡に過ごしてきた青年は、ある日を境に人ならざるモノが視えるようになっ…

東北の雪深い寒村で孤独な生活を送っている紀一郎。 ある吹雪の晩、お雪と名乗る美しい女性が一晩泊めてくれないかと尋ねてくる。 紀一郎は快く迎え入れるのだが、お雪の正体は雪女であった…