「円城塔賞 女主人公」を含む小説

　セリアは卒業を間近に控えた貴族学園に通う公爵令嬢。 　卒業と共に婚約者であり、王太子殿下でもあるアーロンとの結婚が決まっており、日々胸をときめかせていた。 　そんなある日の昼休…

王立魔剤製造局で働くゲルタは、同僚であり、婚約者でもあるモーリッツから、何かにつけて「いつになったら仕事を辞めるんだ？」と言われていた。 結婚したら女であるゲルタは、出産や育児で…

貴族学園の新入生のレオナは、男装が趣味の男装令嬢。 だが、そんなレオナにも一つ悩みがある。 それは中性的な見た目に反して、声がアニメ声なこと――！ 声にコンプレックスがあるレオナ…

魔法学校に通う魔法オタク女子のリディは、生徒会長であるアベルに片想いをしていた。 そんなある日、リディは一人研究室で透明になれる薬を開発し、自分でそれを飲んで透明になることに成功…

「シマーズ・サツマ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する！」 「――！」 　国中の貴族が集う煌びやかな夜会の最中。 　サツマ公爵家の令嬢であるシマーズは、婚約者のデズモンドから…

私は何度でもやり直す――ざまぁがしっくりくるまで！

「イェッタ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する！」 「――！！」 時は１２月２４日。 国中の貴族が集う夜会の最中、公爵令嬢イェッタの婚約者であり、王太子殿下でもあるベルンハルト…

「シャルロッテ、俺が君を愛することはない。そのつもりでいてくれ」 「……はい。承知いたしました」 　数え切れないほどの使用人たちに囲まれる中、今日から夫となるラインハルト様に、…

「アメリィ、た、ただ今をもって、君との婚約を破棄する！」 「――！！」 　国中の貴族が集まる夜会の最中。 　わたくしの婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるレオン殿下…

「うふふ」 　部屋の壁一面に飾ってある昆虫の標本を眺めていると、思わず口角が上がる。 　アゲハ蝶、カブトムシ、コオロギ、ギンヤンマ、等々――。 　昆虫のフォルムというのは、見れ…

　＜登場人物紹介＞ ・リーン：主人公。悪役令嬢。婚約破棄されてしまう。 ・エイベル：リーンの婚約者で第三王子。 ・グレタ：男爵令嬢。エイベルの浮気相手。 ・オーナー夫妻：…

エレインの婚約者であるオリヴァーは、大事な夜会に一時間以上遅刻して来た。 あろうことかオリヴァーは、この時間までカジノで遊んでいたのだ。 静かな怒りを滲ませるエレインに、オリヴァ…

「千夏、ただ今をもって、お前との婚約を破棄する！」 「――！！」 アラサーOLである千夏は、会社の創立３０周年パーティーの最中に、婚約者であり会社の御曹司でもある恭司から、婚約…

私は聖女のマイラ。 我が国での聖女はある種の偶像的な存在とされていて、その主な業務はフリフリの衣装を着て民衆の前に立ち、生歌でみんなを鼓舞すること。 今日も私は聖女として、ライブ…

しがない男爵家の末っ子ソニアの婚約者に選ばれたのは、名門ザッパローリ伯爵家の嫡男、テオだった。 ――だが、テオはクソ生意気なオスガキで……！？

三度の飯より女装男子が好きな、生粋の女装男子萌えである男爵令嬢のレイラは、とある夜会の席で王太子殿下のカイルが令嬢の格好をして佇んでいるのを目撃する。 周りの令嬢達はそれが女装し…

婚約破棄されそうになったけど「無理無理無理無理」って言い続けてたら押し切れた。

私は貴族学園内でクラスメイトのフランツ様に、淡い恋心を抱いている。 だがヘタレな私は、告白する勇気を出せないまま毎日を過ごしていた。 ――そんなある日、放課後学園を出たところで、…

「アンネ…………ただ今をもって、君との婚約を破棄する」 国中の貴族が集まる夜会の席で、アンネは婚約者であり皇太子でもあるヨハンから突然婚約破棄を言い渡される。 だが、アンネが理由…

「うーん、美味い！　このローストビーフ絶品だよ！　君も食べてごらんよ」 「もう、ウィル、あまりがっつかないでよ。恥ずかしいわね」 　今日は婚約者のウィルと二人で、名門ボールドウ…