「白くま」を含む小説

あらすじ　　 （一章）　 　宇宙空間を凄まじい速度で駆け抜け、敵機を次々と火球に変えて行くＣＡＩ（機体制御用ＡＩ）アルテミス。 　宇宙ゴミの回収業を手伝っていた少年リオンは、偶然…

マキトツキは白く透き通ったフィルムの中…真ん中に生きる。嘘でも真実でもいいから私の、ツキの話を聞いていってくれますか？

彼女は毎週水曜、夜が深まる22時に海辺の塔に現れる。 白く柔らかな花を一輪、そして今にも消えてしまいそうな程の僅かな思いをもって 彼女は何故夜に現れ、白き花のゆく宛は誰の元…

好きなものを色々突っ込んだら、こうなりました。

KAC2023第4回「深夜の散歩で起きた出来事」によせて書きました。 ジャンルはホラーにしていますが怖くないと思います。

KAC20233　お題：ぐちゃぐちゃ 「来世ではきっと一緒になりましょうね」と心中しようとする二人。けれども……。

白く色を失い透き通る手は 夜を通して見た白だった

【KAC2023　２回目のお題「ぬいぐるみ」の応募作品です】 買ってもらったばかりのぬいぐるみ、くま吉のおなかが何故か破れてしまったので、有理紗はひとり夜を過ごすことに。 ふと…

　ぬるい風が墓場の方から吹いてきたように、足元をするすると通り抜けていった。どこまでも続く長い道は、眩い光を浴びて、幻のようにぼんやりと白く光って見えた。どこへ行くとも当てがある…

目を覚ますと不思議な場所にいた。白い立方体が並び、地面も空も白く無機質な世界。そこで僕は一匹の黒猫の姿を目にする。黒猫のあとを追っていく内に、僕は少しずつ記憶を取り戻していく──

　５月のある日、部活をサボった吉川ハルトはそのまま帰宅する事にした。その日もいつもと変わらない日常で、何事もなく普通に帰れるはずだった。 　しかし、この日の彼はいつもとほんの少し…

東北で染め物を営む少女の、純白な恋の物語です。 新潟で伝統的に行われている「雪晒し」を題材にしました。 読んで心が暖かくなる、そんな作品に仕上がりました。 ピュアラブが好きな方、…

「きっと神様が僕たちを友達にしてくれたんだよ！」 　白く光る巨大な入道雲が浮かぶ青空の下、眩しい笑顔で君はそう言った。 願いを叶えてくれた神様へお礼をするため小学生のミコト…

※存在しない原作の二次創作アンソロジー『虚景』 に寄稿した作品です。 存在しない「原作」を決め、その「二次創作」をするのがコンセプトでした。集団幻覚です。 "ゲーム『Dust…

21世紀に大きな戦いがありました。 それ以降――異様に白い、子どもが産まれる様になりました。

冷雪病。未解明であり、所謂、不治の病。その症状は進行するにつれて体温が日に日に下がり続ける。その体温は人間が本来死んでいるであろう値を突破しても、続くという。何より恐ろしいのは身…

テキパキ動こうとしても動けない。 テキパキ動こうとしてもドジをする。 ウスノロな自分に悩まされ、周囲に責め立てられ、仕事もうまくいかなかった。 そんな作者がかつて作り上げたブログ…

四つ歳上の可愛いくて、タレ目で、肌が白くて、背が低いのに胸が大きい。 そんなバイト先の社員、西さん。 ※このお話は何年も前に書いたもので、他のサイトに上げております。

誰にでも人に言えない秘密がある。 充実した高校生活をおくる清水美玲。部活ではエース。彼氏持ち。おまけに整った目鼻立ちの美玲は女子高生の理想だ。 そんな美玲には親友二人だけが知る秘…

目が覚めたら白くてなにもない空間に閉じ込められていた。 目の前には神様。いくつもの目玉を埋め込んだ、気持ちの悪い肉塊だった。