「都市怪談」を含む小説

底のない問題、底のない海。

短編ホラーです。 全てフィクションです。

音を立ててはならない―― そう教えられて育つ、静けさを守る村。 外から来た女「静」と、静かに営まれる祭。 だが、ひとつの音がすべてを壊した。 黙して現れる“影”が、音のする…

四月。霧ヶ原高校に転校してきた少女、雨下 空鹵《ウモト ウロロ》は怪異探求部部長、九十九 九十九《ツヅラ ツクモ》に出会う。

37歳の山本直樹は、腰を痛めて国立病院で人生初のMRI検査を受けることに。 誰もいない不気味な病院、張り紙だらけの壁、検査前の奇妙な指示。 検査着の下は素肌、ボディーオイルの塗布…

彼は確かに、そこにいた。 焔神に火を灯し、夜通し火の番をしていたはずだった。 なのに――朝が来る頃には、語る声も、姿もなかった。

存在しない駅と、そこへ行きたいおっさんの物語

「カメラに魂を抜かれる」――そんな迷信、信じてはいなかった。 だが、シャッター音と共に日常は切り裂かれた。 映ったのは、動かない“自分自身”。

存在しないはずの『13階』に行ってしまった者に異変が起きる。 行きたくない会社なら、代わってあげる・・・ あなたの隣の人は、まだ、あなたの知ってる人ですか？

――語り継がれたものには、理由がある。 千年の都・京都。 伝統と信仰、四季のうつろい、そして静寂の裏にひそむのは――決して語られてこなかった“もうひとつの京都”。 町家に残る…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818792438106849246 　「うしろ姿…

「名前、呼ばれたの……私？」 誰も見ていないはずのその背後で、輪が少しだけ広がった気がした。 気づけば、手がほどけない。 夜が明けない。 「ねえ、これ……遊びじゃなかったの？」

夏の街に忍び寄る、見えない気配――命を吸い取る黒い昆虫。その姿は誰にも見えない。見える者だけが知る戦慄と孤独。 ある酷暑の日に、高校生アヤノ倒れている老人を発見する。倒れた老人…

1話あたり150文字の超短編妖怪物語―― それが「10秒妖怪草紙」。 舞台は現代の東京、あるいは記憶に沈む山間の村。 都市の隙間に潜む妖、忘れられた土地に宿るもの。 恐怖、哀し…

これは、短編集です。怪談、ホラー、都市伝説、伝承など小話(こばなし)…いいえ、怖話(こばなし)を集めました。よろしければご覧ください。真偽のほどは…どうでしょう？ 私が言えること…

町外れにある一軒の空き家。 夜になると、そこから女の笑い声や歌声が響いてくる。 近所の住人は「幽霊屋敷」と噂するが、 スマホ越しに誰かと話し続ける女の姿を見た者は、 口を揃えて…

学校で出された課題ですが、実話をもとに書かれています。 赤いソースをお楽しみください。

サクッと読める掌編ホラーを書きました。 部活動を楽しむ彼女たちの日常を、お楽しみください。

意味も知らず、札を剥がした。 一枚ずつ、空気は重くなり、音が消え、誰かの気配が濃くなる。 カメラは回り続けているのに、異常はどこにも映らない。 最後の札を剥がしたとき、世界は裏…

面白いですか？