「月 死」を含む小説

2024年3月21日 10年以上もの間、一緒に過ごしていた地域猫が旅立ってしまいました。 この記憶が新しいうちに、その子との思い出を残そうと筆をとりました。 何もしてやれなか…

フェノメノン。 それは、人間達が生み出した幻想が実体化した存在。 神話・伝承・都市伝説――数多の幻想から生み出された彼らは、生みの親であるはずの人間達の手によって跡形もなく滅ぼさ…

　地球とは異なる魔法ありし世界で『疫病』『空から死を与える魔女』『紅蓮の魔女』『死を司る魔女』等の幾つもの悪名を馳せる魔女が居た。 　だが、そんな悪名高き邪悪なる魔女は忽然と姿を…

※書籍発売中※ ※コミカライズ進行中※ ※旧タイトル『夫（予定）に殺されるモブ令嬢に転生しましたが、何故か謎の公爵様に三回目のワルツを申し込まれてます』『転生先は殺されるはずのモ…

酔生夢死――何も有意義なことをせず、ただ生きていたというだけの一生を終えること。 つまり、くだらない一生。 わたしはそれでいい、それでいいんだ。 水生なのに水性なわたしの、起死…

とある世界。人の力とは大きくかけ離れた力を振るう、すべての生命に仇なす超常の存在『禍つ神』と呼ばれるものが現れた。 死の間際にあったはずの年老いた大剣豪、月守慎之介はその力を振…

ある街に、「山岸研究所」という病院ができた。昔のサナトリウムのような発想があるこの施設は、「最高国家機密」ということであった。大日本帝国という時代と今の時代を比べて、何が必要かを…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

元警察官・岡田真三の退職後第二の事件。 （第一の事件は「歴史去る暗入り巣」として公開済み） 岡田さんの過去バナに触れつつ、鎌倉署の窓際警官・片山さんとの出会い。 １２月鎌倉。寒々…

人生に疲れ切っていた葛城は、ある日自死を考えながら歩き、とある港の岩礁にたどり着く。 そこには偶然居合わせたイルカが二匹……。 イルカと人、またそのコミュニケーションが何を起こす…

【完結済】全４０話 ２０００年７月のある１日を８人の高校生の一人称で読み進み、少年の死の真相を追う学園ミステリー 少女の淡い恋心は、最悪の惨劇で終わる 最初は、眞藤泪(しん…

復讐は無意味。だが、本当にそうだろうか？ 「全ての始まりは、あの女だった」 広島県警に勤める若手警察官の一山亮太朗は、「城西高校生連続殺人事件」の捜査を担当することになった。事件…

主人公・中田龍は、40代で家族、恋人、友達にも恵まれず、孤独死を迎えた男。 しかし、孤独の中で1万冊もの本を読破し、知識だけは無双となっていた。 死の間際に抱いた「人生をやり…

これは現行法で存在しうる同性婚レスラー家庭と、トランス女性の男子新体操少女の、プロレス団体入門の話。 キーワード：同性婚家庭の娘と、男子新体操中学全国２位のトランス女性。メジャ…

月が叫ぶ、海と空への愛の唄。 一秒が、永遠かもしれない。 だから今、この瞬間にすべてを賭ける。 「逃げんなよ」 その声は、暴力のように優しい。 ——喉が潰れてもいい。 ——…

　創造神はひとりきり。 　世界から見た場合、それは正しい。しかし神から見た場合は正しくない。 　神は多数に存在しておりそれらはすべて、世界を創造している。神々は世界を創造し【信仰…

舞台……丘。 登場人物 ヅレノ……丘の住人。語り手。素朴で何の変哲もない少年。両わき腹にエラ（水呼吸可）があり、肩甲骨から翼を迸らせて自在に空を飛ぶことができる。目からレインボ…

旅行中の四人の男子大学生が訪れた雪山の別荘で一人が弓矢で殺された。部屋のドアは密閉され、雪の上には外部からの足跡はなかった。誰がどうやって犯行を行ったのか？ 短編本格ミステリー。…

全４話。文学フリマ京都9で出した無配です！　テーマは季節。 春、雨、夏、冬と分かれております。2025年1月26日の０時から、１時間ごとに最新話をお届け。

「６丁目の沼って知ってる？　何を沈めても、浮かんでこないんだって」 夫を殺害した主婦、ライバルが邪魔なアイドル、禁断の恋に悩む女、そして『沼にまつわる不可思議な記憶』を思い出した…