「『ヒト』とは 短編」を含む小説

ヒトがヒトの姿を保って大人になれなくなった、どこかの世界。 成長により異形化し、言葉が話せなくなった友人たち。 そんな世界でヒトの姿のまま成長した一人の少女、メル・アイヴィーは…

　突如観測された、ヒトが本になってしまう『本化現象』。初観測からわずか半年で多くの人々は本となり、世界は緩やかな終末を迎える。残された人々は自衛隊の指示の下いくつもの共同体を形成…

－短編（読了時間 約８分）－　 ――遠い未来――。 人間が絶滅し、最後の一人になった時――。 ロボットと、保護された最後の「ヒト」の、ＳＦ作品。 　人間は多くの争いにまみれ…

　キャリーはある研究所で実験動物として扱われているキメラだ。彼女の身体にはヒトだけでなく、ブタの腸にウシの胃、ラットのすい臓など様々な生き物を由来とする臓器を内包されている。割合…

※2019年11月24日(日)開催・第二十九回文学フリマ東京に当作品を加筆・修正した作品で参加致します。 ブース№：コ41～42　【copine&copain】にて。 先の少…

母は、俺の知る中で最も美しいヒトだった。 誰よりも、何よりも。 とある男の一人語り。

人格は記憶によって作られるという。 それならば、人間の記憶をそっくりそのまま移したAIは「ヒト」になり得るのだろうか？ ──なーんてことを考えた博士とそのアンドロイドの、とある…

現世に遊びにきた鬼 公園に遊ぶにきたヒトの子 交わることの無かったはずの鬼とヒトの子は その公園で出会った。

雨の中、私はエメラルドのように綺麗な瞳を持つ田中いろはを呼び止めたのも束の間、彼女は車にはねられてしまう。運転手は特に悪びれた様子もない。それは彼女も私も人造人間だったからだ。 …

漫画や小説みたいな人生は、漫画や小説の中にすら存在しないのかもしれない。

記憶を無くして目覚めた｢アイ｣は、世界が蒼穹の下にあり、緑に満ち溢れた広大な地平であることを認識する。 そこで出会った自分と同じ存在である｢ヒト｣と、二人きりの生活を続けていくに…

「あけましておめでとうございますですよ」 ヒトの文化が失われ、野生に戻りつつあるフレンズたち。 助手は博士から一冊の本を受け取った。 ヒトが残した３６５日の文化。 １年を、紐…

「私は景色だ」でも「おっぱいはタダじゃない」 ただひとりにはなりたくなくて、パパ活に手を出す日村優花。両親の離婚から彼女の人生は一転する。友達がイジメに遭っているのを見て見ぬフ…

栗須正宗(19、学生、母子家庭)の元にやってきたそいつは世界中に降り落ちたうちの一匹。正宗や仲間の真似をして、親しみさえ感じていた。ある日、そいつの仲間が原因不明の大量殺戮を巻き…

ヒトが飛ぶのが当たり前の世界。空を飛ばない『堕ち人』と飛べる『浮空者』のちょっとせつない日常のひとコマ。近未来風味のファンタジー。

男は滝壺で暮らしている。 滝壺にはヒトやモノが次々と無傷で落ちてくる。 ※この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

　ゆきやまちほーでもないところに雪が降った。コノハ博士とミミちゃん助手は、かつてヒトとフレンズ達が、雪が降る時期になると行っていたという「クリスマス」というお祭りを開くことを計画…

【誕生花シリーズ　55】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。

僕はカミサマ。 どんな事でも叶えられる、全知全能のカミサマ。 だから、いつもは気が向いたら ニンゲンの願いを叶えてあげてる。 でも、ニンゲンにはもうウンザリなんだ。 …

異世界探索……自分達の住まう世界とは異なる世界を探索し、ヒト亜科ヒト属である『人間』を探すイベント。 それが政治的命題とまでになった近未来――ロボット工場で働く青年、宮守 剣は仲…