小説を読むとき、次に読む作品を探す手がかりのひとつとなるのが「おすすめレビュー」です。作品の魅力を深く伝えるレビューには、未読の人にとっては興味をもつきっかけになり、既読の人にとっては作品の面白さを再確認したり、新たな視点をもたらします。カクヨムには、そんな思わず「いいね!」を押したくなるレビューがたくさんあります。
今回の特集では、2026年8月~10月に投稿されたおすすめレビューの中から、特に「いいね!」が多くついたレビューをピックアップしました。
気になるレビューがあれば、ぜひ読んでみてください。新たな自分好みの作品に出合えるはずです。
また、「このおすすめレビュー良かった!」と思ったら、ぜひ「いいね!」を押してみてください。レビューを書く人の励みになり、良質なレビューが増えるきっかけになります。
そして、まだおすすめレビューを書いたことがない方は、作品を読んだ後にはぜひレビューを書いてみてください。あなたの感想が、誰かの「次に読むきっかけ」になるかもしれません。
本特集に選ばれたレビューをご投稿いただいた方には、11月中に500円分の図書カードをお送りいたします。今後とも、素敵なレビューのご投稿をよろしくお願いいたします。
37話時点での投稿になります。
思いが高まって書きました。9月17日修正
毎回コメント欄が大いに盛り上がっている本作。
様々な目線から意見、感想が飛び交い、コメント欄までがエンタメの一環として成立している為、是非ともそのライブ感まで含めて体感してもらいたい。(連載中に一緒に楽しもう!まだ間に合う)
さて、本作の内容自体はタイトルの通りであり、他に多くの方が素晴らしいレビューをあげている為、ここでは多くを語らない。
精々ラブ…コメ?と疑問符が付くタグ詐欺疑惑程度(それもネタになっているが)
私が届けたいのは、題名にある通り『加納芽衣子』という登場人物についてである。
加納芽衣子は作中において重要な役回りを担っている。
その立ち位置はヘイト役。
はっきりいってカスである。
彼女の行動原理から何から何まで利己的で擁護のしようがなく、まさに悪役の鑑とも言える素晴らしい造形の人物だ。
正直人によっては受け付けなさすぎて吐き気を催ず事もあるだろう。
正にざまぁを待ち望まれている本作2大巨頭の一角であるわけだが、しかし、そうしかしである。
改めて彼女の事を見てみるとどうだろう。
まずは一途。実は芽衣子ちゃんは一途なのだ。
芽衣子ちゃんには想い人がいる。
その彼と結ばれるためだけに、この物語の端緒を開く、タイトルにある嘘告の計画を進めることになるのだが…。
素直に先ずは告れ?それはそう。
しかし芽衣子ちゃんのライバルはとても手強い。
相手はモデルの美少女、スマホしか友達のいないドパガキ芽衣子ちゃんには分が悪い。
この強敵に立ち向かうために、足りない頭を捻り倒して、やっと思いついたビッグアイデア。
お粗末な計画でも芽衣子ちゃんなりに頑張った。努力した。恋のために芽衣子まっしぐらだったのだ。
これが純愛でなければ何が純愛と呼べるのか。
正にラブコメのラブ。
そう、ラブコメはここにあったのだ。
彼女の存在が、その想いがタグ詐欺ではないことを証明している。
なお、彼女の恋を結実させるための行動、計画については、
短絡的で見通しが甘く、周囲を巻き込み人を陥れている事実があるが、些事であるため目を瞑ろう。(芽衣子ちゃん迷惑カワイイヤッター)
恋は盲目、仕方ないね。
次に頭が足りていない所。
前述の通り後先考えず、短絡的な行動をとることにより、結果自分と自分の想い人を更なる苦境に陥れる事に気付かない。
まるで『買うおぢには捕まってほしいでもそれだと私たちが稼ぐ方法がなくなる。』等と宣うアレな人のようだ。
うっかりである。
要はポンコツ、PON、ドジっ子とも言えるあざといカワイイヤッター
全く隙がないよりも少し抜けている方が愛嬌がある。
そういったあざとさがある方が可愛くない?そんな娘好きでしょうそうでしょう。
私は腹パンしたくな芽衣子ちゃんあざといカワイイヤッター(^^)
尚当人には本当に何の自覚もない模様。そして他責。
正しくコメディ。喜劇女王加納芽衣子爆誕。
1人でラブコメを背負う気概に涙が溢れません。
そして、カスな所。
ここが重要、最も魅力的な所である。
(ちなみに芽衣子ちゃんは本編に記載こそないが、とてもお強い顔面をしている美少女なので、顔だけ良ければ良い諸兄にもオススメ。)
世の中には一握り、一つまみ程度にはカス女が好きな人だっている。私は好きだ。
もちろんそうでない人にとっては共感出来ないことだろう。
だが考えてみてほしい。
考え方によっては彼女は、自分の恋のために周りの全てを犠牲(踏み台)にしても構わない位激しい愛の持ち主即ちBIG LOVE
ラブコメのラブを補強するヒロインの鑑。
多くの作品のヒロイン達にだってそういったキャラもいる。精神性は変わらないのだ。
ならば芽衣子ちゃんだってメインヒロインやお姫様だって言っても過言ではない…いや過言だごめんなさい。
取り繕う事も出来ない程度には立派なカスっぷりなので、酷い目に合っても心が痛まない素敵カワイイヤッター
しかし、そんなクズさに関しても。
ある意味で今時の若さの暴走として見るならどうだろうか。
等身大の少女が甘い見通しで道を踏み外していく。
この彼女の愚かしさ。
自らを省みず、その行動によって自身に降り注ぐ責任を。
その責任という名の絞首台に登り、首を絞められるその様を。
安全圏から、神の視点で、レミングスの様に落ちてゆく。
その有様を眺める事にスリルを、愉悦を感じられるのではないか。
これこそが、現実感を持って読者に訴えかけてくる、この作品の醍醐味と言えるのではないか?
悪趣味と言えるかもしれない。
だが、現実の追体験や非現実的な体験。
物語とはそれらを体感するためのものではないだろうか。
創作物というものの真理の一端に触れる。
そんな稀有な体験をさせてくれるのが『加納芽衣子』という少女なのだ。
カスである事に彼女の魅力が凝縮しているのが理解頂けただろうか?
きっと、良くも悪くも読んだ人の心を動かしてくれること間違いない。
この作品のコメントの多さ、その反響こそが証明になるだろう。
人の心を動かす、そんなパワーを持ったスペシャルヒロインが加納芽衣子なのである。
まぁ9割9分怒りのコメントなのだが。
彼女は、ただ愚かで、迷惑で、自己中心的ではあってもまっすぐではある。
きっと幼かったのだろう、やってはいけない事を学んでこれなかったのだろう。
他者を利用し陥れた。それに対しての報いをこれから受けてゆくのだろう。
彼女が報いを受ける事にカタルシスを感じる人も、いや、ここから優勝決定逆転芽衣子ホームランを信じる人も。
どちらに転んでも良い素晴らしいキャラクター、それが加納芽衣子の魅力なのである。
噛むごとに味の変わるガムこと芽衣子ちゃん。
何回切っても顔が変わる金太郎飴こと加納芽衣子ちゃん。
このスーパーヒロインが今後どうなっていくのか、目が離せない方も多いのではないだろうか。
寧ろ私の様に一周回って喜んでいても、苦しんでいても、芽衣子ちゃんカワイイヤッターとなってしまった者だっているだろう。(芽衣子ちゃんのスピンオフを待つぞ)
何なら出てくるだけでも嬉しくなって、また新しい醜態…えー、一面を楽しみにしている人だって少なくないはず。(ちなみに私以外に芽衣子ちゃんカワイイヤッターしてそうな人はコメントに見当たらない。ナンデー)
さぁ一緒に芽衣子ちゃんの今後を、その結末がどうなるか見届けよう!
8月31日追記
現在40話にて新進気鋭の大型ヒロインがダイレクトエントリー!
その名も『九条に好意を持っていた女子生徒』ちゃん!
ニューヒロインの登場でラブがコメコメしてきたぞ!
芽衣子ちゃんのライバルキャラ(過去系)登場で、芽衣子ちゃんピンチ!なお、相手は猛スピードで通り過ぎて行って試合はノーサイド。
凄まじい瞬間最大風速を記録し、今後の活躍が期待されるニュービーだが、そもそも出番どころか名前が出るのかどうか。(おそらく出ない)
期待して待とう!
9月7日再追記
登場の度に話題に事欠かない、皆のサンドバッグスーパーアイドルこと芽衣子ちゃんですが、
その麗しいお姿が作者様の近況ノートにて公開されております。
きっと皆様も芽衣子ちゃんカワイイヤッターとなる事請け合いですので、そちらも確認してみて下さいね。
ショッピングモールの火災という緊迫した状況から物語が始まり、「顔も名前も知らないけれど、命を救ってくれた声だけは覚えている」というシチュエーションが秀逸。徹底した男嫌いのギャル・御影芹奈と、彼女を救った少年・相庭直希、この二人の距離がどう縮まっていくのかを、じっくりと読ませる構成になっています。
全体的に感情描写がとても丁寧です。10代特有の複雑な心情や、恐怖、安堵、喜びといった瞬間ごとの感情の機微が細やかに書き込まれており、まるで映画を観ているような没入感があります。派手な展開よりも、じわじわと近づいていく二人の関係性を味わいたい方、感情移入して物語に浸りたい方におすすめです。
この作品は、1970年の渋谷を舞台に、転校してきた少年ヨッシャと仲間たちの日常を描いた青春群像物語です。
当時の街並みやテレビ番組、プロレス、流行歌などが細かく描かれており、昭和を知る人には懐かしく、知らない世代でも当時の子供たちがどんな毎日を送っていたのか自然と想像できるところが魅力だと思います。
特に印象的だったのが、転校早々に果たし状を渡され、子供同士で決闘する展開です。ただ喧嘩の強さを競うだけではなく、仲間が助けに入り、「卑怯なことは許さない」という少年たちなりの価値観が見えてくるところに、この作品らしさを感じました。
また、楽しかった思い出だけではなく、子供同士だからこその残酷さや、周囲に流されながら悩む気持ちまで描いているため、単なる昭和の懐古物語ではないところも印象的です。
序盤までの紹介となりますが、個性豊かな少年たちがどのように「わんぱく四銃士」になり、どんな一年を過ごしていくのか、これからも追いかけて行きたいと思います
読みやすさと深みを兼ね備えた、非常に秀逸な文章で綴られた作品です。魅力的なキャラクターたちが活き活きと描かれており、先が読めないハラハラする展開から目が離せません。とにかく一度読んでみてほしい、自信を持っておすすめできる一作です。ただし、最新話に追いついてしまうと次の更新が待ちきれなくなるので、その点だけはご注意ください。