音楽が好きで、音楽を出し切る、どこか世界の隅にいるような二人。世界の片隅で、呼吸すらも苦しくてできない。思春期特有のワクワク感よりも、ひしめくように追いやられている閉塞感。苦しい。助けて。ふざけんな。誰がわかるってんだ。どこか馴染めない。声すらも出せないから、歌にしてやるんだ。どれだけの喝采も、心には響かない。それでいいんだ。肺腑から、吐瀉物のように出し切った青春の音。全力だった。グッバイ。
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