第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
タイトルの『解けない方程式』と『残酷な季節』の意味が最後にずっしりと重なり、切なくも美しい余韻の残る見事な最終回でした。
芥川くんたちの抱える傷や苦しみがリアルで、とても読み応えがありました。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
@sasasa3412様、お読みいただきコメントありがとうございます。
御作「季節を越えて君に会う」を読み始めております。ストーリーが好みかなと思いまして。ゆっくりと読んで行きたいと思います。
今後ともお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願い致します。
第4話 あのぶすへの応援コメント
横溝刑事がいい味出してますねえ。
文字通りの「良い警官・悪い警官」な訳ですが、そこに悪い警官側が母校の先輩であるというファクターが加わる事で、人物造形に深みが出ていると感じます。
時代設定が昭和の終わり頃という事でその残滓を強く感じる一方、今の時代となんら変わら無い、生き生きした人々の姿も描かれていて、不思議な郷愁に浸れます。
さて、何やら不穏な終わり方ですね……。
作者からの返信
桜田しゅん様、お読みくださりコメントありがとうございます。
高校生たちの物語なので、大人の登場人物は極力少なく、特に親は最小限にしました。教諭としては唯一、森先生を若くて物分かりのいい兄貴のように登場させました。
警察側として親世代以上の年齢で学校OB、だけど憎まれ役として江戸川警部を配したので、コンビの刑事は横溝のように若くて気さくなお兄さんにしました。
めいっぱい昭和な中に、不変のものを感じていただけたなら、とても嬉しいです。
この後もよろしくお願いします。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
完結おめでとうございます。
理恵さんと玲子さんが抱えていたものは、想像していた以上に重く、真実が明らかになるほど苦しくなりました。
二人が復讐に至った理由を知ると、ただ犯人として片づけることのできない悲しさが残ります。
すべてを打ち明けた玲子さんを、芥川くんが、かける言葉を見つけられないまま強く抱きしめる場面が印象に残りました。
真実を知って戸惑いながらも、目の前の玲子さんを慈しみ、いたわりたい気持ちが伝わってきました。
告別式での「何も知らないくせに」という言葉には、芥川くんの悲しみや悔しさがすべて込められているようでした。
そんな芥川くんを島崎くんが抱きしめてくれたことに、少し救われました。
森先生の「人生ってのは、数学と違って答えは一つじゃない」という言葉も、この物語に重なりました。
誰が正しくて、何が間違いだったのか、簡単には答えを出せないまま、それぞれが前へ進んでいく姿が心に残りました。
五年後の芥川くんの言葉まで読むと、「残酷な季節」というタイトルの意味が胸に迫ります。
苦しく悲しい結末でしたが、最後まで見届けることができてよかったです。
「青春殺人事件Ⅱ」も楽しみにしています。
追伸
やっと読めました。
続きが気になって仕方がなく、犯人は誰なんだろうと、ずっと悶々としていました。
作者からの返信
香月深青さま、お身体少し良くなりましたか。最終回読んでいただきありがとうございます。
香月さまに早く読んで欲しい思いでいっぱいでした。早く全快するといいですね。
物語はご覧のように、あまりに残酷な季節で終わりました。8月のうちには続編をお届けしたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
登場人物表への応援コメント
最終回にいただいた返信欄に、どこでお返事するべきか少し迷いましたので、こちらに書かせていただきます。
まず、最後まで読ませていただき、そして温かいお言葉までいただき本当にありがとうございます。
「欠点や改善点も指摘してほしかった」という部分についてですが、少しだけ私の考えをお伝えさせてください。
私は一人の読者であると同時に、物語を書く側の気持ちも知っている者として、最近カクヨムでは多くの方の作品を読ませていただき、その作品に込められた想いや作者様自身の考えを大切にしながら、応援や感想、個人的な分析を書かせていただいています。
もちろん、作品には技術的な部分や構成面など、客観的に見れば改善できる部分があることもあります。しかし、私が感想を書く時に一番大切にしているのは、「その作品が生まれるまでに、作者様が何を考え、何を伝えようとしていたのか」という部分です。
実力がどうであるか、文章表現が完璧であるか、商業作品として成立するかどうかとは別に、その作品には必ず作者様が時間をかけて向き合った想いや、届けたいと思った感情が込められていると思っています。
そして私自身、一人の作家として、自分が書いた物語を誰かが読んでくださり、執筆した時に込めた気持ちや意図を受け取っていただけることが、どれほど大きな励みになるのかを知っています。
だからこそ、私は感想を書く時には、欠点を探すというよりも、「この作品の中にある魅力は何なのか」「作者様が伝えたかったものは何なのか」を見つけることに力を使いたいと思っています。
微力ではありますが、私の言葉が少しでも執筆を続ける力になったり、「書いてよかった」と思える瞬間につながったりすれば、それが一番嬉しいことです。
もちろん、もし商業的な視点や編集的な視点で作品を見るのであれば、また違った評価や指摘が必要になると思います。家庭で大切な人のために作る料理を見る視点と、レストランでお客様に提供される料理を見る視点が違うように、目的によって評価の基準が変わるのは自然なことだと思います。
ですが、今回のように作者様自身の想いが込められた作品を一人の読者として読む時には、その想いをまず大切に受け取りたいと思っています。
そのため、今回は欠点の指摘という形ではなく、作品を読んで感じたこと、受け取ったものを中心に書かせていただきました。
決して指摘する価値がないという意味ではなく、むしろ最後まで読んだからこそ、作品に込められたものを大切に伝えたいという気持ちでした。
「残酷な季節」という言葉についても、作者様が込められた意味を感じ取ることができたのであれば、読者としてこれほど嬉しいことはありません。
素敵な作品を読ませていただき、本当にありがとうございました。
これからも作者様の物語が、多くの方に届いていくことを願っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
作者からの返信
Song様、コメントをまたありがとうございます。
かえすがえす感謝しかありません。お気持ち有難くいただきたいと思います。
今回の数々のコメントは本当に励みになりました。これからの執筆意欲につながりました。
最後にもう一度ありがとうございました。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
最終話まで読ませていただきました。
「青春殺人事件」というタイトルが、最後まで読み終えた時に持つ意味が大きく変わる作品でした。
最初は、解けない方程式、連続する事件、犯人探しという本格ミステリーの要素に引き込まれましたが、最後に残ったのは事件の謎解き以上に、人間の心の弱さや孤独、そして誰かを想う気持ちの重さでした。
特に芥川の描き方が印象的でした。
最初は冷静で頭の切れる人物として事件を分析していた彼が、玲子と出会い、理恵の真実を知ることで、単なる「推理する側」ではいられなくなっていく。その変化が、この物語の青春部分を強く感じさせました。
事件を解決することが必ずしも誰かを救うことにはならない。
真実を知ったとしても、失われたものは戻らない。
その苦しさを芥川が抱えながら、それでも相手を責めるのではなく、ただ受け止めようとする姿が胸に残りました。
また、与謝野理恵と樋口玲子の関係も、この物語の大きな核だったと思います。
最初は行方不明になった少女、そして事件の犯人として描かれていた理恵が、最後には一人の人間として、親友を大切に思い、傷つき、苦しみながら生きていた存在として浮かび上がる構成が印象的でした。
玲子の「理恵のためなら何でもする」という想いも、決して簡単に善悪で片付けられるものではなく、愛情と憎しみが表裏一体になった悲しい感情として描かれていたように感じます。
特に港の公園という場所が、物語の始まりと終わりをつなぐ場所になっているのが美しかったです。
芥川にとっては、初めて恋を知った場所。
そして最後には、失った人への想いを抱き続ける場所になる。
同じ風景なのに、時間と経験によって意味が変わってしまうところに、青春というものの儚さを感じました。
最後の5年後の場面も、とても余韻がありました。
事件が終わっても、登場人物たちの人生は続いていく。
過去を忘れるのではなく、傷や後悔を抱えながら前へ進んでいく。
「残酷な季節」という言葉が、単に悲しい事件の時期を指すだけではなく、少年少女が大人へ変わっていく中で経験した、二度と戻れない青春そのものを表しているように感じました。
ミステリーでありながら、最後に残るのは犯人やトリックではなく、人の心の奥にある感情だったと思います。
読後、静かな寂しさと、登場人物たちがこれからどう生きていくのかを想像させる余韻が残る最終回でした。
作者からの返信
Song様、最後までお読みくださりありがとうございます。
色々な分析とお褒めの言葉、感謝しかありません。さらに言えば、何か欠陥点などもご指摘いただけたら、よかったなとも思いますが、今はとてもいい気分なので、そこは有り難いと思っています。
残酷な季節という言葉を見つけたのも、私はとても良かったなと思っています。作品に込めたものを全部正確に受け止めてくださったこと、最後にもう一回感謝申し上げます。
ありがとうございました。また今後ともよろしくお願い致します。
第9話 真相への応援コメント
第9話、読ませていただきました。
ここまで積み上げてきた事件の謎が、一気に大きく動いた回でしたね。
与謝野理恵という存在が、これまで「行方不明の少女」として描かれていたところから、まさか事件全体の中心人物として浮かび上がってくる展開には驚きました。ただ、単純に「犯人が分かった」というカタルシスではなく、むしろ真相が出たことで新たな疑問や苦しみが生まれているところが印象的でした。
特に芥川の視点が良かったです。
夏目や島崎は、理恵への想いや衝撃が大きすぎて目の前の事実に感情を揺さぶられている。一方で、芥川だけは冷静に「本当にこれで終わりなのか」と考えている。その違いが、彼の観察力や推理役としての魅力につながっていますね。
「好きな人がいた」という以前からの謎と、「妊娠していた」という新たに明かされた事実が結び付いた瞬間、事件が単なる復讐劇ではなく、人間関係の奥にある複雑な感情の物語になっていると感じました。
そして最後の港が見える公園の場面。
前話で芥川と玲子が歩いた場所が、今度は真相へ近づく重要な場所になる構成がとても上手いと思いました。青春の淡い時間を描いた場所が、今度は友人の秘密や悲しみを語る場所になることで、同じ風景なのに全く違う空気になっています。
芥川が玲子に問いかける場面も、ただ犯人探しをしているのではなく、「何があったのか知りたい」「誰かを救えなかった理由を知りたい」という気持ちが伝わってきました。
事件の謎解きだけでなく、登場人物それぞれが抱えている後悔や想いが少しずつ見えてくるところが、この作品の大きな魅力だと思います。
特に与謝野理恵が本当に何を考えていたのか、玲子が何を隠しているのか、そして芥川がどこまで真実にたどり着けるのか……続きを読みたくなる引きでした。
作者からの返信
Song様、ここまでありがとうございます。
いよいよ佳境となって来ました。もう全部書いてくださっているので、私から言うことはありません。
芥川だけが冷静な分析をして真実に近づいて行くところ、港の見える公園が前回とは全く別の思い出となるところ、しっかり気付いていただき、ありがとうございます。
第8話 港が見える公園への応援コメント
今回のお話、読ませていただきました。
第8話は、事件の緊迫感と青春らしい感情の揺れ動きが絶妙に絡み合っていて、とても印象に残る回でした。
特に芥川君と樋口さんの港が見える公園での会話が良かったです。
これまで「遠くから眺めるだけの存在」だった相手と、実際に言葉を交わし、一緒に歩き、互いの家庭事情や将来への不安まで話すようになる。その距離が少しずつ縮まっていく描写が、とても丁寧でした。
恋愛って、派手な告白や劇的な展開だけではなく、何気ない会話の中で「あ、この人は自分を理解してくれる」と感じる瞬間が一番大きいのだと思います。
芥川君が『若きウェルテルの悩み』を重ねながら、初めて知った恋心に戸惑う場面も、ただの恋愛描写ではなく、「優等生として生きてきた人間が、自分でも制御できない感情を知る」という成長物語になっていて素敵でした。
一方で、太宰との対立や島崎君とのやり取りでは、友情や男同士の不器用な優しさも描かれていて、単純なミステリーではなく、登場人物それぞれの人生が事件によって動かされている感じがします。
そして最後……。
太宰の事件から島崎君への疑いへ繋がる流れは、まさに「次を読まなければ止まれない」展開ですね。
事件の謎、友情、恋愛、それぞれの要素が絡み合っていて、昔の青春ミステリー作品のような雰囲気を感じました。
これから事件がどう進むのか、そして芥川君や島崎君たちがどんな選択をしていくのか、続きも楽しみにしています。
作者からの返信
Song様、今回もありがとうございます。
第8話の港が見える公園は、まさに芥川の淡い恋心が図らずも幸せな一瞬に変わる場面です。ここは自分のお気に入りシーンで、白状しますと大林宣彦監督の『さびしんぼう』をそのまま複写したような描写になっています。瀬戸内の海が見える風景、淡い片想いの人と過ごす短い時間、ほとんどパクリです。
ご拝読ありがとうございます。
第7話 行方不明への応援コメント
第7話、今回も一気に読ませていただきました。
ここまで積み重ねてきた事件のピースが、少しずつ繋がっていく展開が本当に面白いです。
特に今回感じたのは、単なる「高校生が事件を追うミステリー」ではなく、事件を追う過程で三人の友情や、それぞれが抱えている青春の悩みが浮き彫りになっているところです。
山上公園へ向かう場面も、最初は林さんの明るさや島崎君の軽妙なやり取りで、少し穏やかな青春パートになるのかなと思いました。
しかし、与謝野理恵さんの存在が出てくることで、一気に空気が変わりましたね。
「ただの家出なのか」
「事件と関係しているのか」
「そもそも今、彼女は無事なのか」
読者側も登場人物たちと同じように、不安を抱えながら真相を探している感覚になります。
そして芥川君の推理パートが特に良かったです。
普段は恋に悩む文学少年という印象が強かった彼が、事件について整理していく場面では、持ち前の知性や観察力が発揮される。
夏目君が人を引っ張るリーダータイプ、島崎君が感情と行動力で動くタイプだとすると、芥川君は冷静に状況を分析する役割になっていて、三人のバランスがとても良いですね。
「与謝野理恵」という名前をノートに書く場面は、単なる推理ではなく、彼が彼女を気にかけている気持ちも伝わってきました。
また、最後に発見された新たな方程式。
事件現場ではない場所にまで犯人のメッセージが現れることで、「これは単なるサッカー部への恨みではないのでは?」という不気味さが増しました。
解けない方程式という設定も面白いですね。
普通なら暗号は「解読できるもの」という前提がありますが、あえて「解けない」とすることで、犯人の目的や心理に興味を持たされます。
青春、友情、恋愛、そしてミステリー。
それぞれの要素が邪魔をせず、むしろお互いを引き立てている作品だと感じました。
今回、島崎君が何かを隠しているような描写もありましたし、次にどんな真実が明らかになるのか楽しみにしています。
作者からの返信
Song様、本当にありがとうございます。
第7話はミステリとしての考察をしつつ、高校生らしい青春を見せながら、ぼちぼちと悲劇に向かう兆しも伺わせる重要なエピソードです。
山上公園で方程式のカードが見つかる衝撃を、ちゃんとご指摘いただき、さすがよく読んでくださってるなと感じました。
丁寧に読んでいただきありがとうございます。
第6話 若きウェルテルへの応援コメント
第6話、今回も引き込まれながら読ませていただきました。
前話から続いている「解けない方程式」という謎が、単なる暗号ではなく、登場人物たちの心理や事件の構造そのものに関わっている感じがして、とても興味深いです。
特に印象に残ったのは、夏目が容疑をかけられながらも、友人たちに支えられる場面でした。
普段は生徒会長として冷静で、何でもそつなくこなしている人物なのに、追い詰められた瞬間に感情を爆発させる。そのギャップがあるからこそ、彼がただの「優等生キャラ」ではなく、一人の高校生として感じられました。
そして島崎と芥川との関係も良いですね。
三人とも性格がまったく違うのに、事件を通して少しずつ距離が縮まっていくところが青春群像劇として魅力的だと思いました。
特に芥川の『若きウェルテルの悩み』のくだりは、とても好きです。
普段は理屈や知識で物事を見る文学少年が、初めて自分では制御できない感情に振り回される。その姿が、事件の緊張感とはまた違う青春らしい切なさを感じさせます。
恋愛、友情、学校内の事件、そして連続する謎。
それぞれの要素が別々に動いているようで、少しずつ一つの大きな物語に繋がっていく構成が本当に面白いです。
事件の真相と、それぞれの恋の行方がどう交差していくのか、続きも楽しみにしています。
作者からの返信
Song様、誠にありがとうございます。
犠牲者が二人出て、ミステリの謎という縦糸が深まり、もう一つの横糸である芥川君の初恋についても描かれて行くのが第6話です。
その芥川君の想いを正確に受け止めていただいて、とても嬉しいです。秀才文学少年が初めて抱く本当の恋心。本作の重要部分です。
読んでいただき、ありがとうございます。
第5話 方程式への応援コメント
第5話、読ませていただきました。
今回の話は、これまで登場してきた島崎達郎という人物を深く理解できる回でありながら、物語全体が大きく動く重要な回だったと感じました。
まず、島崎の過去の描写がとても印象的でした。
これまでの島崎は、体が大きく、ツッパリ風の格好をしていて、豪快で怖そうな人物という印象がありました。
しかし今回、その奥にある「なぜ彼がそういう生き方をしているのか」が描かれたことで、人物像が一気に立体的になりました。
幼い頃は引っ込み思案だったこと。
父親を突然亡くしたこと。
母親が一人で家庭を支える姿を見て、自分が強くならなければと思ったこと。
その経験があるからこそ、普段の明るさや豪快さが単なる性格ではなく、「自分で選んだ生き方」なのだと分かりました。
特に、母親を悲しませないために弱音を吐かないという部分は、島崎というキャラクターの根っこにあるものだと思います。
前回の居酒屋の場面でも感じましたが、島崎は見た目とは違って、人とのつながりや家族をとても大切にする人物ですね。
そして、夏目との友情も本当に良いです。
最初は正反対に見える二人が、バスケットや音楽を通じて自然に理解し合っていく。
夏目は恵まれた環境にいる人物ですが、島崎を見下すことなく一人の友人として接している。
島崎もまた、夏目の能力だけではなく人間性を尊敬している。
この関係性があるからこそ、今回のサッカー対決で二人が背中を預け合う展開に説得力がありました。
そして、サッカー部との試合。
単なるスポーツ勝負ではなく、生徒会とサッカー部、それぞれの意地がぶつかる場面になっていて、非常に緊張感がありました。
特に、サッカー部側が勝つためなら手段を選ばない姿勢と、それでも逃げずに向き合う夏目たちの対比が良かったです。
芥川の変化も印象的でした。
今までなら、危険なことや荒っぽいことから距離を置いていた彼が、島崎を助けるために身体を張る。
そして「達郎」と名前で呼ぶ場面。
ここは、二人の関係が大きく変わった瞬間だと感じました。
理屈や成績ではなく、友情という感情によって行動する芥川を見ることができて、とても青春らしい場面でした。
また、樋口玲子の存在が芥川の行動に影響しているところも良いですね。
恋心が単なる憧れではなく、普段の彼にはない勇気を引き出している。
文学少年だった芥川が、人との関わりの中で少しずつ変わっていく流れが丁寧に描かれていると思いました。
そして最後の「方程式」。
ここで一気にミステリーとしての興味が高まりました。
谷崎道雄の事件、そして今回の志賀の死。
そこに残された「2X+3=2(6+X)」という謎の数式。
しかも夏目が「解けない方程式」と指摘することで、単なる数学問題ではなく、何者かが意図的に残したメッセージなのだと感じさせる展開が非常に上手いです。
秀才である夏目だからこそ気付ける違和感というのも、キャラクター設定と謎解きがしっかり結びついていて面白いですね。
青春ドラマとして人物を丁寧に描きながら、少しずつ事件の謎を深めていく構成がとても魅力的だと思いました。
夏目は本当に殺意を持っていたのか。
方程式が示す意味とは何なのか。
そして朝陽野高校で起きている出来事の裏側には何があるのか。
続きが非常に気になります。
素敵な青春ミステリーをありがとうございます。
作者からの返信
Song様、いつもありがとうございます。
生徒会会長と副会長の間に、元ツッパリの気のいい島崎というキャラを挟み込むことが、本作の一つのアイデアでした。
島崎のキャラクターを気に入っていただき、有難く思います。たいへん正確に分析いただいており、私が感じ取ってもらいたかった通りなので、とても嬉しいです。
どうもありがとうございます。
第4話 あのぶすへの応援コメント
第4話、読ませていただきました。
今回は、これまで積み上げられてきた青春群像劇に、さらに本格的なミステリーの要素が加わり、物語の緊張感が一気に高まった回でした。
まず、谷崎道雄の死を巡る展開が非常に印象的でした。
単なる事故や自殺ではなく、「本当にそうなのか?」という疑問を残しながら捜査が進んでいく。その中で、最後の言葉「あのぶす」が重要な鍵になる構成がとても上手いですね。
たった一言の言葉から、登場人物たちも読者も「一体何を意味しているのか」と考えさせられる。
青春ドラマの中に自然に謎を組み込んでいて、続きへの引きがとても強いと感じました。
また、刑事との会話も面白かったです。
特に江戸川警部と島崎のやり取りが印象に残りました。
若者を子供扱いする警部と、反発する島崎。
一見するとただの不良と頑固な刑事の衝突なのですが、実はそこに「大人から見た高校生」と「高校生から見た大人」の価値観の違いが描かれていて、単なる会話シーン以上の意味を感じました。
島崎というキャラクターも、回を重ねるごとに魅力が増していますね。
最初はサッカー部との対立で荒っぽい人物という印象でしたが、今回の島崎は全く違う一面を見せてくれました。
芥川を自宅へ招き、自分の家庭を見せる場面。
ここが本当に良かったです。
居酒屋を営む母親との会話や、父親を早くに亡くしている過去。それでも暗さを感じさせず、明るく笑いながら生活している姿を見ることで、島崎という人物の芯の強さが伝わってきました。
特に、普段は人をからかってばかりいる島崎が、芥川の恋心に気付きながらも馬鹿にするのではなく、自然に背中を押しているところが好きです。
「ツッパリ」という外見だけでは分からない、人への優しさが丁寧に描かれていますね。
そして芥川との関係性も、とても良いです。
最初は真面目な秀才と不良という正反対の存在だった二人が、少しずつ距離を縮めていく。
島崎が芥川を「浩之」と呼ぶことに対する微妙な反応も、芥川の繊細な性格を表していて面白かったです。
頭では人との距離を測っているけれど、少しずつ友情や温かさを受け入れていく。その変化が青春らしく感じました。
また、島崎の母親の存在も印象的でした。
派手な設定ではなく、ごく普通の家庭の日常会話なのですが、その普通の日常が芥川にとって新鮮であり、心がほぐれていく様子が伝わってきました。
優秀で期待される人生を歩む芥川が、初めて「成績」や「将来」とは違う価値を感じる場面になっているように思います。
そして最後の太宰率いるバイク軍団の登場。
ここまで静かに人物の内面を描いてきたところから、一気に次の波乱を予感させる展開になっていて、続きを読まずにはいられない終わり方でした。
昭和という時代背景も、この作品の魅力ですね。
今の時代ならSNSやネットで広がるような問題が、当時は学校放送や直接の衝突、人間同士の関係によって動いていく。
だからこそ、一人ひとりの行動や言葉に重みがあるように感じます。
これから朝陽野高校で何が起こるのか、続きも楽しみにしています。
素敵な青春ミステリーをありがとうございます。
作者からの返信
Song様、引き続きありがとうございます。
一応ミステリとして物語を引っ張ろうと思い、色々仕掛けを凝らしていますが、その点はかなり稚拙で、東野圭吾の足の指にも及ばない、なんちゃってミステリだと思っています。
それでも楽しんでいただけたなら、幸いです。
本当にありがとうございます。
第3話 与謝野 理恵への応援コメント
第3話、読ませていただきました。
今回の話は、これまで描かれてきた「生徒会とサッカー部の対立」という外側の事件だけではなく、登場人物一人ひとりの内面に踏み込んだ回で、とても印象に残りました。
特に夏目淳一というキャラクターの掘り下げが素晴らしかったです。
医者の家系に生まれ、将来の道もほぼ決められている。それだけを見ると「何でも持っている完璧な優等生」に見えるのですが、本人はその環境を当然のものとして受け取るのではなく、「与えられた立場をどう楽しむか」という考え方を持っている。
その姿勢が、単なるお坊ちゃまではなく、夏目という人物の魅力になっていますね。
特に島崎との友情が良いです。
普通なら交わらなそうな、生徒会長とツッパリ気質の生徒。それでも音楽の趣味や会話を通じて自然に距離を縮めている。この関係性を見ることで、夏目がなぜ多くの人から信頼される人物なのかが伝わってきました。
一方で、芥川浩之の描写も非常に良かったです。
周囲からは「東大確実」と言われるほどの秀才。しかし本人は、自分が本当に進みたい道が見えない。
能力がある人間だからこその悩みや、「期待される人生」と「自分が望む人生」の違いが丁寧に描かれていて、とても人間味を感じました。
そして、そんな芥川が樋口玲子に惹かれていく描写。
普段は本や勉強の世界で生きてきた彼が、初めて理屈では説明できない感情に振り回されるところが青春らしくて良いですね。
特に「愛」や「恋」という文字に改めて心を見つける場面は、文学少年である芥川だからこそ響く描写だと思いました。
恋という感情を、ただの恋愛イベントではなく、一人の人間が変化していくきっかけとして描いているところが印象的でした。
また、与謝野理恵の失踪についても、物語の緊張感が一気に高まりました。
最初は夏目や島崎が憧れる存在として登場した彼女が、単なる恋愛対象ではなく「何か大きな秘密を抱えている人物」になっていく。
島崎の軽妙な会話の中にも、理恵を本気で心配している気持ちが見えるところが良かったです。
昭和という時代設定も、この作品の大きな魅力ですね。
現在ならスマホやSNSですぐに情報を確認できる場面でも、この時代では電話や人づての情報しかない。
だからこそ、誰かを心配する気持ちや、相手を探ろうとする行動に重みがありますね。
そして最後の展開には驚きました。
ここまで青春や恋愛、人間関係を丁寧に描いてきた中で、一気にサスペンスの空気が入り込むことで、「理恵の失踪」が単純な家出ではない可能性を感じさせます。
登場人物たちがこれから何を知り、どう向き合っていくのか、とても続きが気になります。
芥川、夏目、島崎たちが、この事件を通してどのように変わっていくのか。そして与謝野理恵の失踪の真相がどこへつながっていくのか、続きを楽しみにしています。
素敵な青春群像劇をありがとうございます。
作者からの返信
Song様、コメントありがとうございます。
夏目、島崎、芥川のキャラクターと関係性については、本作で一番力を入れたところで、またこのバランスを結構気に入っているところです。ちょうどその点について、非常に褒めていただいたこと、天に昇るほど嬉しく、光栄に思います。
ありがとうございます。
第2話 サッカー部への応援コメント
第2話、読ませていただきました。
今回も非常に濃密な青春群像劇でした。
第1話で描かれた生徒総会の対立が、単なる予算問題では終わらず、今回のサッカー部の行動につながっていく流れがとても自然でした。
特に印象に残ったのは、サッカー部の太宰俊介という人物です。
一見すると「問題を起こす不良」という立ち位置なのですが、ただの乱暴者として描かれていないところが面白いですね。
放送室に乗り込む場面でも、最初にレコードを拾って女子部員へ返す描写があり、その後の強引な行動とのギャップがありました。
彼なりに「自分たちの居場所を守りたい」「自分たちの声を聞いてほしい」という思いがあるからこそ、単純な悪役ではなく、一人の高校生として見えてきます。
また、生徒会側の夏目、島崎、芥川の関係性も魅力的でした。
夏目は優秀な生徒会長でありながら、島崎のような荒っぽい人物とも友情を築いている。その組み合わせが、この学校の人間関係を立体的にしていますね。
特に芥川の立ち位置が興味深いです。
頭脳明晰で周囲から期待されながらも、自分の進む道に迷っている。東大合格確実と言われるほどの能力を持ちながら、「自分は何をしたいのか」が見えないという悩みは、現代の高校生にも通じるものがあると思いました。
そして、そんな芥川が恋愛や人間関係の部分では不器用なところも良いですね。
樋口玲子という名前を書いたメモをしまう場面は、普段冷静な彼の内側にある青春らしい一面が垣間見えて、印象に残りました。
昭和という時代設定も作品の大きな魅力ですね。
スマホやSNSが存在しない時代だからこそ、自分の声を届ける方法が限られている。その分、放送室を占拠するという行動に大きな意味が生まれているように感じました。
今の時代ならネットで発信するようなことを、校内放送という限られた場所でぶつける。この時代ならではの熱量が伝わってきます。
また、生徒会とサッカー部の対立も、単純な善悪ではなく「秩序を守ろうとする側」と「自分たちの権利を求める側」のぶつかり合いになっていて、どちらにも言い分があるところが良いですね。
芥川たちが、このサッカー部との対立を通してどう変わっていくのか。そして、与謝野理恵の行方不明という出来事がどのようにつながっていくのか、続きがとても気になります。
素敵な青春群像劇をありがとうございます。
作者からの返信
Song様、お読みいただきありがとうございます。
時代背景についても触れられており、Song様にとって1980年や昭和がどのように感じられるものなのかわからないですが、そのような古い時代、或いは全く未知の世界に魅力を感じていただけたらなら、嬉しいことです。
ありがとうございます。
第1話 生徒総会への応援コメント
第1話、読ませていただきました。
まず冒頭の墓前の場面から、一気に物語へ引き込まれました。
現在の芥川浩之が過去を振り返る構成になっていて、「あの日、あの時から僕は変わった」という一文が、この先に何か大きな出来事が待っていることを強く感じさせますね。
特に印象的だったのは、1980年という時代設定の描写です。
スマホもネットもない時代だからこそ、人と人との直接的な衝突や会話の力が物語を動かしているところが魅力的でした。
生徒総会の場面も非常に面白かったです。
サッカー部側の志賀や太宰の圧力、それを受け止める生徒会側の夏目や芥川。単なる「不良対優等生」という構図ではなく、それぞれに立場や考えがあってぶつかっているのが伝わってきました。
特に夏目淳一というキャラクターが良いですね。
生徒会長でありながら、ただの真面目な優等生ではなく、島崎のような一見正反対の人物とも付き合える懐の広さがある。その人間関係が、この学校という舞台に厚みを出しているように感じました。
また、芥川の視点も興味深かったです。
真面目で理性的な彼が、周囲の個性的な人物たちをどう見ているのか。そして、そんな彼自身がこの先どんな経験をして変わっていくのか、とても気になります。
青春作品というと恋愛や友情だけに焦点が当たりがちですが、この作品は「学校という小さな社会の中で、人間同士がどう向き合うか」という部分が強く描かれていて、大人になった主人公が振り返る形式とも相性が良いですね。
これから芥川たちがどんな出来事を経験し、あの墓前の場面につながっていくのか、続きも楽しみにしています。
作者からの返信
Song (ご訪問ありがとうございます)様、本当にご訪問ありがとうございます。
全てのエピソードへのコメントと分析、お時間をかけて書いていただいたこと、心より感謝申し上げます。
それぞれの非常に細部にまで読み込んでいただき、作者が込めた思いをほとんど全部汲み取っていただいており、作者冥利に尽きます。
本当にありがとうございます。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
完結お疲れ様です!
真実は、とても苦しく切ないものでしたね。
若くして未来を奪われた者、苦しみを抱えて生きていく者……苦すぎる青春が心に残りました。
作者からの返信
志草ねな様、いつもお読みくださり、素晴らしいレビューの方もありがとうございます。
苦しく切ないものを感じていただけましたか。さすがは、ねな様。
今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
完結お疲れ様でした。
事件なのにノスタルジックで、確かに青春でした。
楽しく拝読させていただきました。
ありがとうございます。
作者からの返信
ju-n-ko様、最後まで読んでいただきありがとうございます。
確かに青春でした、のお言葉とても嬉しいです。ミステリよりも青春ドラマとして読んで欲しかったので。
これを書いたのは、大学時代で高校卒業から4、5年後でした。だから色々まだ覚えていたんです。今は還暦過ぎたジジイが、こんな青春を投稿してるわけです。
ありがとうございました。続編もありますので、またお願いいたします。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
完結お疲れ様です!
百合は予想外でした!
Ⅱも楽しみにしています!
作者からの返信
はんすけ様、最後まで読んでいただきありがとうございます。
「変態紳士にヨロシク」のはんすけ様に読んでもらえて光栄です。結末の予想がつきそうな気がしてたので、予想外と言ってもらえてホッとしました。
「Ⅱ」は少しインターバルを置いてから近いうちに連載します。これもよろしくお願いします。
第3話 与謝野 理恵への応援コメント
懐かしい曲名やら歌手(グループ)名が続々と。
ちなみに、芥川君とまるっきし同じ趣味でした(笑)
ピンクレディーはケイちゃん、キャンディーズはスーちゃん。
作者からの返信
@ju-n-ko様、またのお越し毎度ありがとうございます。
@ju-n-ko様は女性なのでは?そう思って全裸非常階段に想像を巡らせてました。
スーちゃん、ケイちゃん派ということは、芥川と同じで単なる美形好きの、女のフェロモンがわからない奴ってことです。この意味わかるかなー、わかんねえだろうなー。
第9話 真相への応援コメント
今回は何度も読み返しました。
与謝野さんの遺書や次々と明かされる事実を追いながら読んでいたのに、読み終えたあとに残ったのは、「これで本当に終わりなのかな」という違和感でした。
芥川が一つ一つの違和感を見逃さず考え続ける姿がとても印象的で、その視点を通して、私も「まだ見えていない真実があるのでは」と感じました。
最後に樋口さんが語り始めたことで、その違和感がどう繋がっていくのか、ますます続きが気になります。
更新を楽しみにしています。
作者からの返信
香月深青さま、毎回丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。
違和感があって当然であります。事件はまだ解決しておりません。
次回が最終回となります。樋口玲子が何を語り、芥川の恋がどうなるのか、ぜひ見届けてやってください。
今回もありがとうございました。
第8話 港が見える公園への応援コメント
芥川くんが玲子さんを守る姿がとても印象的でした。
港へ向かって歩きながら、お互いのことを少しずつ話していく時間が温かく、夕焼けの情景も重なってとても素敵でした。
穏やかな空気にほっとしたのも束の間、一気に事件が動き出す展開には驚かされました。
太宰に起きた出来事、そして達郎が警察に連れて行かれたという知らせまで……ますます目が離せません。
青春の優しい時間とミステリーの緊張感、その対比に引き込まれました。続きを楽しみにしています。
追伸:まだ犯人がわからず、あれこれ考えながら読んでいます。。。
作者からの返信
香月深青さま、いつもコメントありがとうございます。
港が見える公園の場面は、本作のお気に入りシーンです。ある日本映画を盗作まがいに真似しているのですが、同時にこれは自分の高校時代へのノスタルジーでもあります。芥川みたいに頭よくなかったですが。
あと少し、最後までお付き合いくださいませ。
ありがとうございました。
編集済
第6話 若きウェルテルへの応援コメント
まさしく青春といった様で動き出す物語に、つい一気読みしてしまいました。
音楽と文学が好きな様子が文体の端々に見えて、大変親近感が湧きます。
懐かしい感覚にしばし余韻に浸りました。
引き続きこの世界を楽しみながら読み進めたいと思います。
フォローさせていただきました。
よろしくお願い致します。
作者からの返信
久瀬遥さま、お読みいただきありがとうございます。
世界観に共感していただいたようなコメント、最高に嬉しいです。とても親近感を覚えます。
久瀬さまの作品も、ゆっくり読ませていただきたいと存じます。
今後とも末永くお付き合いをお願いします。
第6話 若きウェルテルへの応援コメント
事件が少しずつ核心へ近づいていく緊張感と、その中で描かれる夏目くんや芥川くん、それぞれの心情がとても印象的でした。
特に芥川くんが『若きウェルテルの悩み』を読みながら、自分の恋心に気づいていく場面がとても丁寧で心に残っています。
最後の「与謝野理恵さんを見た」という展開には驚きました。
この先どう繋がっていくのか楽しみです。
作者からの返信
香月深青さま、コメントありがとうございます。自作の更新や他者様へのレビューなどお忙しい中、丁寧に読んでくださり感謝します。
今作では特に、芥川君の秀才の恋を力を入れて書いてます。ミステリというより青春小説にしたいので。
この後もよろしくお願いいたします。
第5話 方程式への応援コメント
島崎くんの過去を知り、お母さんへの思いや、明るく前向きでいようとする理由に胸が熱くなりました。
試合では、それぞれが仲間を思って必死に戦う姿に引き込まれましたが、志賀くんが倒れた瞬間は言葉を失いました。
夏目くんが疑われる展開も苦しく、最後の「解けない方程式」がとても印象的でした。
謎がまた一つ増え、この先どんな真実が待っているのかますます続きが気になります。
追伸:方程式を見て、どうやって計算するんだろうと本気で悩んでしまいました(笑)。
作者からの返信
香月さま、引き続き読んでいただきありがとうございます。
全10話を週2話ずつ連載していく予定ですが、皆さんが飽きて脱落してしまわないか心配です。
個人的には、ミステリーの形を取りながら、主人公3人の高校青春物語を目指して書いております。
このあとも引き続きお願いいたします。
編集済
第4話 あのぶすへの応援コメント
少しずつ事件の真相へ近づいていく展開に引き込まれました。
「あのぶす」という言葉や、屋上には二人いたという証言など、新たな謎が増え、この先どう繋がっていくのかとても気になります。
一方で、島崎くんとお母さんのやり取りは温かく、思わず笑顔になりました。芥川くんが自然と笑顔を見せる場面も印象的で、ほっとできるひとときでした。
そして最後の太宰たちの登場で一気に空気が変わり、続きが楽しみです。
追伸:松田聖子を見るために8時までに帰るというくだりに、当時を懐かしく思い出しました。あの頃はテレビの時間に合わせて帰ることもありました。
作者からの返信
香月さま、いつも丁寧に読んでいただきありがとうございます。香月先生のコメント、毎回とても嬉しいです。
登場人物の生い立ちややり取りにまで優しい眼差しを向けていただき、作者としては我が子を可愛いと言ってもらってるような気分です。
追伸:昔はビデオ予約なんか出来なかったから、見たいテレビまでに帰ってましたよねー。
第4話 あのぶすへの応援コメント
ミステリー要素が一気に加速して最高に面白いです!谷崎が遺した最後の言葉「あのぶす」の謎が気になりすぎて、私も夏目たちと一緒に考えてしまいました。ダイイングメッセージの考察シーンは、昭和の映画のオマージュ(『人間の証明』や『砂の器』)も効いていてニヤリとします。屋上にいたという「私服の人物」の存在も浮上して、いよいよ本格的な犯人探しが始まりましたね。
作者からの返信
桐生悠真さま、いつもコメントありがとうございます。
最高に面白いと言ってもらえて、天に昇るほど歓喜してます。
本作の一番の意図は、高校生を主人公とした青春小説、自分の青春時代の振り返りなのですが、どうせなら面白くしようと、色々詰め込んでます。
夏目たちと謎解きを楽しんでいただけたら幸いです。今後もよろしくです。
第3話 与謝野 理恵への応援コメント
ついに犠牲者が……。一体何があったのか、与謝野さんがいなくなったことと関係はあるのか? 今はまだ謎だらけですね。
作者からの返信
志草ねな様、続けて読んでいただきありがとうございます。
与謝野さんはどこへ行ったのか。生きているのか。サッカー部はなぜ落下したのか。生徒会とサッカー部の戦いはどうなるのか。主人公たちの恋はどうなるのか。
謎を楽しんでいただけたら、と思います。
編集済
第3話 与謝野 理恵への応援コメント
夏目さんや芥川さん、それぞれの育った環境や性格が丁寧に描かれていて、登場人物一人ひとりをより身近に感じられる回でした。
ゴダイゴの「ガンダーラ」をはじめ、当時の音楽や時代背景が自然に織り込まれていて、とても懐かしく、あっという間にあの頃へタイムスリップさせていただきました。こうした時代の空気まで感じられるところも、この作品の魅力だと思います。
図書室での芥川さんの姿や、樋口さんを見つめる何気ない描写もとても印象的でした。青春の初々しさが伝わってきて、思わず微笑んでしまいました。
一方で、与謝野さんの行方を案じる様子からは、物語の奥に流れる不穏な空気を感じ、最後の衝撃的な場面には息をのみました。
一つひとつの出来事が、この先どうつながっていくのかとても気になります。今回も素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
香月深青さま、今回もコメントありがとうございます。
私にとってこの時代はもう50年近く昔になるのですが、これを書いてる時は高校生に戻ったような気分でした。
こんな話を書いている還暦じじいも、気持ち悪いと自分で思いますが、それは忘れて楽しんでもらえたら嬉しく思います。
いつもありがとうございます。
登場人物表への応援コメント
キャラクター紹介ありがとうございます!ここで気付いたんですが、登場人物の名前が文豪や有名な推理作家(夏目、芥川、太宰、谷崎、江戸川、横溝など)になっているんですね!?ミステリー好きとしてはすごくワクワクする設定です。谷崎の転落事件が起きた直後にこのリストを見ると、なんだか意味深に感じてしまいます。本格的なミステリーの幕開け、楽しみにしています!
作者からの返信
桐生さま、早々とレビューありがとうございます。そしてコメントも。
あれ?人物表で初めて気付きました?夏目、島崎、芥川に太宰、与謝野、樋口まで出て来てたのに。
桐生さん、ミステリー好きなんですね。あまりマニアに読まれると、何だこれ?と思われそうですが、そこんとこは大目に見てください。
今後ともよろしくです。
第3話 与謝野 理恵への応援コメント
前半のほのぼのとした青春模様からの…ラストの衝撃的な展開に鳥肌が立ちました!夏目と芥川、それぞれの生い立ちや価値観の対比がすごく丁寧に描かれていて、キャラクターにどんどん愛着が湧いてきます。芥川の初々しい恋心(「愛」と「恋」の中に「心」があるという気づき)にキュンとしていたのに、まさかサッカー部の谷崎があんな姿で……。
作者からの返信
桐生悠真さま、引き続き読んでいただき、ありがとうございます。
青春ものとしての楽しさも描きながら、一応タイトル的にも‟殺人事件”なので、いよいよ恐ろしい事件の幕開けなのです。
私自身、肩の力を抜いて楽しみながら書いた作品なので、このあとも楽しんでもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
第2話 サッカー部への応援コメント
理恵ちゃんがいきなり「行方不明」という展開にゾッとしました。日常のラブコメ的な雰囲気から一転してサスペンスになる緩急のつけ方が素晴らしいです。そして放送室の占拠事件!島崎の熱いところや、大乱闘に発展するドタバタ感がまさに「昭和の青春」ですね。
作者からの返信
桐生悠真さま、引き続き読んでくださり感謝します。
まだまだ序盤ですが、今回は高校生が主人公なので、青春やら初恋やらラブコメやら、ドタバタまでいっぱいやってます。
そもそもまだ昭和の頃に元を書いているので、何もかも昭和のドラマみたいになっています。どうか そこんとこ大目に見て読んでやってください。よろしくです。
第2話 サッカー部への応援コメント
生徒会とサッカー部、それぞれに譲れない思いがあって、少しずつぶつかっていく空気に引き込まれました。
その中で、与謝野さんの行方不明という出来事が重なり、一気に物語の緊張感が高まり、この先の展開が気になります。
青春の賑やかさと不穏な空気が交錯していて、ページをめくる手が止まりませんでした。
そして最後の停学の掲示を見て、思わず懐かしくなりました。昔は小さなことでも停学処分が張り出されていましたよね。顔は知らなくても、名前だけは知っている先輩がいたのを思い出しました。
この先、みんながどんな選択をしていくのか楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
香月さま、今回も丁寧なコメントありがとうございます。
1話ずつしっかりと読んでくださる方がいるのって、本当に嬉しいものですね。とても有難く思います。
停学掲示板という意外なところで引っ掛かってもらったのも、楽しい気分です。
「派遣さん」やお父さんシリーズも毎回楽しみにしてますよ。これからもよろしくです。
第1話 生徒総会への応援コメント
新作連載おめでとうございます!
お待ちしていました。
昭和55年の空気感が細かい描写から自然に伝わってきて、一気に物語の世界へ引き込まれました。生徒総会の緊張感や、生徒会とサッカー部のやり取りも臨場感があって面白かったです。
芥川、夏目、島崎、それぞれの個性もすでに印象的で、この先どんな事件に繋がっていくのかとても気になります。冒頭のお墓の場面がどのように結びついていくのか、これからの展開を楽しみに追いかけます。応援しています✨
作者からの返信
香月深青さま、さっそく読んでいただきありがとうございます。
「派遣さん」の香月先生にお待ちしていました、なんて言ってもらえて光栄です。
しかも早々にレビューまで。気が早くないですか。でも、褒めてもらいたいところ全部取り上げてくださって、大変嬉しい思いです。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
第10話(最終回) 残酷な季節への応援コメント
最終話まで読了いたしました。
青春活劇を間に挟みつつ、不穏さを丁寧に積み上げた上での終盤の怒涛の展開にはグッと引き込まれました。
何とも救いの無い終わり方ですが、それが文学的な深みをもたらしているとも思います。樋口さんは生き残って欲しかったなあとも思ったり。
……江戸川警部、てめぇ……!!
作者からの返信
桜田しゅん様、最後までお読みくださりコメントありがとうございます。
嬉しいコメントですね。特に樋口さんに生きて欲しかったとか、江戸川警部てめえ!なんて、登場人物に感情移入してもらえたことが、作者としてこの上ない喜びです。
ありがとうございました。ぜひとも続編も読んでいただけると幸いです。