どこにでもいそうな女性が、電車で知り合った、優しさと気遣いが限りなく素敵な男性に、想いを募らせていく物語。
これだけじゃ、どこにでもありそうなお話ですよね。作者は巧みな設定の妙と、卓越した描写力、そして全編を包む特徴とも言うべき匂い!が、読む手を止めさせません。
ありふれた通勤時間の電車やスタバ、大学の教室や自室を舞台に、胸が張り裂けそうな切ない想い、肉体が熱く疼くような本能までをも、容赦ない筆致で描いていきます。
私は男ですが、それは自分自身と重ねることが出来るから、この主人公から目が離せないのでしょう。
まさに、恋愛小説とはこう書けばいいのか!という感服にかられます。
まだ連載中ですが、最後まで見守りたいと思わせる作品です。あなたも一緒に読み進めませんか。
ごきげんよう、皆様。
今回わたくしが『査定』するのは、愛崎朱憂先生の『恋愛小説の書き方』ですわ!
満員電車というストレスフルな相場環境の中で、眠る乗客から主人公をさりげなく庇ってくれた彼のスマートなリスクヘッジ!
この何気ない優しさが、主人公の心に莫大な『含み益』を生み出しておりますのよ。
そして、その平日の朝の空気を休日にも持ち込みたくて、不慣れながらもスターバックスという少し背伸びした市場(マーケット)へ足を踏み入れる主人公のいじらしさ……!
慣れない環境で居心地の悪さを感じつつも、あの時の小さな鼓動を大切に抱え込もうとする姿は、間違いなく将来有望な超優良銘柄ですわね。
日常の風景がBGMのように流れる中で、ふと訪れる優しさ。この静かで美しい感情のボラティリティに、皆様もぜひ資本投下(ご一読)なさいな!