異世界ものではなく現代小説では?と思わせるほど真に迫る、会社同僚に翻弄される中村の描写。そこから急なファンタジー展開へのギャップでもう既に面白いです。
軽妙な文体で一気に読み進めたくなるのですが、勿体無いのでじわじわ読みました。
キャラクターの登場時に過去や宿命が語られているため、みんな魅力的で、応援したくなる。パーティーが集まっていく過程に説得力があります。
私はスズキ・エリカと彼女の魔法が気に入りました。
ハイエースが2回も出るのいいですね。
途中で、スズキ・エリカが主人公なのでは? と錯覚するほど活躍しますが、続編ではどうやら彼女が主人公らしいので、引き続き読ませていただきます☺️
秀逸だと思うのは、ナカムラ、スズキ、という、ありふれた名前のチョイスです。
特別じゃない普通の人間のストーリー、というメッセージだと解釈しました。
異世界転生ファンタジーは初めて読みますので初心者ですが、楽しめました。
12話くらいのアニメになればいいのに・・・
営業主任ナカムラが転生したのは、話す魔剣エベルの“依り代”というまさかの役割。
軽口を叩きながら魔王軍討伐を企む魔剣と、臆病な性格のナカムラの掛け合いがまず楽しいです。
さらに、真面目で怪力のエルフ隊長メルシー、豪胆で感受性豊かなドワーフのノーリン、口は悪いが優しい転生者エリカと、個性の濃い仲間たちが加わることで物語は一気に賑やかに。
魔剣や魔杖に宿る魂の因縁、魔王への恨み、転生者同士の絆など、コミカルさの裏にしっかりとしたドラマが潜んでいます。
クセ者揃いのパーティが異世界でどう成長し、どんな騒動を巻き起こすのか。
軽快で読みやすい異世界冒険譚です。