事件が起きるわけでもなく、恋愛が大きく動くわけでもない。
それなのに、チコときみちゃんの会話を追っているだけで、なぜかずっと読めてしまう作品です。
日常の小さな違和感やしょうもない話題を、全力でどうでもよく、けれど妙に勢いよく広げていく二人の掛け合いが魅力的でした。
チコの自由奔放な発想と、きみちゃんの冷静で口の悪いツッコミの相性がよく、ただ喋っているだけのはずなのに、ちゃんと一話ごとの満足感があります。
大きなドラマではなく、放課後に隣の席から聞こえてきそうな、でも実際に聞こえたらたぶん面倒くさい。
そんな女子高生二人の会話劇が好きな人には、かなり刺さる作品だと思います。