• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
【それが降る日に語りたい 著者:上田直幸】

【それが降る日に語りたい 著者:上田直幸】

猫科狸 千稀(かずき)

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★9
3人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 小野塚 
    2053件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    沖縄怪談最恐説、再び!

     これは本当に怖い!

    怖い話を読んでいると、いつの間にか
    彼岸に入り込んでしまう様な不安と、
    話自体の恐ろしさに思わず身震いする。
    独自の文化と風土に根差した信仰が、今も
    息づいている 沖縄怪談最恐 というのは
    決して大袈裟でも何でもない。

     心底、怖い。

    作者は沖縄に住む怪談作家で、その友人で
    タイトルにも名が載る デンコウさん こと
    上田直幸氏もまた、実在の怪談作家である。
    お二方ともカクヨムにサイトを持っており
    沖縄文化や仕来たりなど、とても興味深い
    怪談奇談を公開している。

    本作は、同郷である彼等が聴取して文字に
    起こした怪談を通してのやり取りなのだが
    恰も、怪談自体が意思を持つ様に、或いは
    彼岸と此岸の境界を曖昧にするかの様に
    徐々に狂って行く日常。

     あの世(グソー)という概念の普遍。


    何度も読んでいるのに、怖さが軽減する
    どころか、更にマシマシになってゆく、
    この不穏さ。

     ホラー好きならば決して見逃せない!

    • 2026年3月20日 22:25