キャリア形成を重視する女性の課題の一つ。
それは現在でも結婚と出産。
結婚し、子どもを授かる。その機会と実施。
多くのキャリア女性には難しいプロジェクトです。
本編の主人公も遠野真琴さんも、32歳にして〝自分の子どもが欲しい〟という願望を持ちました。
残念ながら現在のところ、お相手はいません。
それでも彼女は諦めることなく、目的を達する計画を立案したのです。
その名も〝プロジェクト・コウノトリ〟
いま彼女は、十年来の同期である速水瑛士さんへ、その珍妙なプレゼンの真っ最中です。
さてさてこの先、どうなることでしょうね。
本作の主人公。真琴さん。
彼女は心の動きがコロコロと変わり、とても楽しく親しみやすい女性です。
きっと読む方の心を捉えることでしょう。
物語はラブコメタッチの軽快な語り口ながら、その背景はシリアス。
女性のキャリア形成とワークライフバランスの問題。男女の結婚観の相違等など。なかなかにシビアな社会課題です。
ともあれ本作は、ガチガチに深刻な物語ではありません。
いえ。真琴さんにとっては一大事、なのですけど。
眺めていると、なんだか微笑ましいものです。
真琴さんには、気の毒ですけど。
さてさて。
真琴さんの幸せは〝青い鳥〟のように身近にあるのか。
そして〝プロジェクト・コウノトリ〟の行方は。
結果は、すぐに出るのです。
本作は、短編なうえにドンドン進みます。
息をもつかせぬ緊迫した場面の連続。
心情のジェットコースター・ノベルなのです。
さあ。皆さんご一緒に、この件案を見届けましょう!
珍奇なプロジェクトの行く末を。
そこに、幸せは待ってくれているのかを。