愛とは、何とも度し難いものだ。私は、この小説を読んで心の底からそう思ったのである。
本作のヒロインのルナリアちゃんは、世界を滅ぼせる力を持つ魔女。だが、それ故に意味もなく恐れられ、虐げられてしまう。限界が近付く彼女の心を救えるのは、主人公のカイくんただ一人。彼女に愛を注ぐことで、破滅の運命を先延ばしにできるのだ。
……だが、その『愛』は結局のところ共依存という危険な形である。どちらかが欠ければ、一気に世界ごと崩れ去ってしまうことだろう。まさしく、爆弾のような関係。世界の命運は、たった2人に託されてしまったのだ。
果たして、危険な愛の行きつく果ては……