怪異譚でありながら、中心にあるのは喪失を抱えた家族の再接続で、その見せ方がとても丁寧でした。怖さで押す話ではなく、季節の行事、家の記憶、兄妹の距離、見えない気配を重ねて、最後にやさしくほどく。そこがこの作品の強みだと思います。