王道の「婚約破棄」から始まりつつも、主人公のストイックな性格と、ヒロインのミステリアスな魅力が際立つ、非常に引きの強い物語でした。「万術」の異名を持つ天才でありながら、返り血を浴びても動じない肝の据わった性格、そして「恋を教える」という提案。公爵家という圧倒的な財力で借金を肩代わりする強引さも含め、彼女の「底知れなさ」に強く惹きつけられました。