世界には、ほんわかとした雰囲気なのに中身はドロドロという作品がある。この作品はそんな中の一つだ。通常、魔法少女モノといえばその魔法少女又はその敵になる。と言うものが多いが、この作品は元々敵の現マスコットである。過去、己が侵した罪に主人公は絶望するが、絶叫をあげることは叶わない。さらに、マスコットであるのだから勿論、善良な女の子を過酷な道に連れ出す事を強制されている。その現実に主人公は必死に心の中で言い訳を連ねながら身を置く。んまぁ要するに胸糞物語ですねハイ。
魔法少女という明るい題材に対し、「現実の残酷さ」を正面から描いた導入が印象的です。転生+TSという軽めの設定から一転、拉致という展開で空気を引き締める構成がよく効いています。内面描写も整理されており、恐怖や罪悪感が伝わりやすい点が好印象です。理想と現実の落差が強く、今後の展開を気にさせる引きのある導入でした。