島田まかろん三世さんの作品群の中で最も実験的な一作——BL×終末世界×人外執事という組み合わせが、独特の質感を生んでいます。
体を侵す「青」、それを止める「調律」、そして「嘘だ」と思いながらもその男と世界の終わりを歩くことを選ぶ御曹司・怜央。信頼と疑惑が混在したまま進む二人の関係が、北海道から各地へと舞台を移しながら56話・6万字でひとつの夜明けへと辿り着きます。
話タイトルの短さ——「痛み」「熱」「眠り」「泥」——が、余計な言葉を削ぎ落としたこの作品の文体そのものを体現しています。カクヨム10テーマコンテスト応募中の完結作です。