悪辣な王と、反旗を翻す革命派。
国の内側は既に分裂していた。
フィロシーは朋友と共に革命派に属していた。
しかし、今では革命派もまた一枚岩ではなくなっていた。
メンバーが増え、本来の純粋さを失った革命派は、瓦解寸前に思われた。
革命派のリーダーであり、竹馬の友・ゴウロは気のいい男であるが、一方では熱しやすく、自分の感情に酔いやすいところもあった。
今となっては、指導者としての役割を演じ、ただ踊りつづけているように思われた。
フィロシーは、そんなゴウロから、革命派から逃げた。
もはやそこで正気のまま居ることはできなかったのだ──。
理想と現実の狭間で苦しんだ人間の顛末を。
そして、タイトルが髣髴とさせるあの作品は、どのようにこの物語に現れるのか。
ぜひその目でご覧ください。