第36話



まあ、そう……。

その通りだけど…。



「ちょっと寝たら?」


「……え?」


「歩けるんだろ?」



それに頷いた。



「保健室行ったことねえけど…ベットくらいあるだろ」


「……」


「俺ついてくから、行こう」



保健室……。


そうか、と思った。


というかなんで、それを思いつかなかったんだろうって…。



「でも…授業……」


勝手に抜け出していいのか迷うと、志摩くんは明るい笑顔で笑う。



「んなの、聞いてるヤツのが少ねえし」


「……」


「俺も今来たとこだし、誰も気にしてねえって」



気にして……。



笑って言う志摩くんに、それもそうかと、わたしは頷いて立ち上がる。



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