三十二話 「バーベキュー」

 ある日、秋になってきたという理由で、大家姉はバーベキューをすることにした。

 アパートの住人は、皆強制参加だ。

「各々持ってきたかー?」

「油揚げ」

「キャベツ半分」

「散歩中のおばさんに貰った山菜」

「ブドウの炭酸ジュースあります」

 各自、用意できるものを精一杯持ってきた。

 大家が、肉を焼き始める。

 手の空いている大家姉は、優子にちょっかいをかけにいった。

「優子。沢山食べて精をつけろ。夜の試合に備えるんだ」

「最低。肉は貰いますけど」

「野美子のは立派だが、お前がもっと育てろよ」

「死ね」

 肉を焼いていると、大家は異臭に気づいた。

「なんか、タバコ臭くねぇか?」

「あ、私そこにタバコ入れた。燃えるかなって」

 全員で、穂をアパートの柱に縛りつけた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る