【吊るされた男】への応援コメント
主人公は、本質的に人間性が希薄ながらも、同時に自身の本質を「悪魔」と厭い、まさに皮一枚で人間にしがみついているのかも知れない、と感じました。世界に現実性が感じられないのは、そのせいかも知れませんね。
「いずれ、終わりを迎える」のは、社会的な制裁を受ける日でしょうか。それとも悪魔が自身を内側から突き破り、醜悪な笑みを浮かべるときでしょうか。
最後の一文にぞくりとしました。
作者からの返信
武江成緒様、素敵なレビューコメントをありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。
どこか足元が覚束なく、現実と感覚が乖離しているために凶行に及ぶことに対しての抵抗感がありませんでした。さらに俯瞰して、自分の人間性の終わりを予感していたのかもしれません。
最後に恐怖の余韻をもたらせたのなら幸いです。
【吊るされた男】への応援コメント
主人公に悪魔が取り憑いた…のかもしれませんし、全ては幻覚かもしれない…現実と妄想の境界が曖昧な、とても不思議かつ不穏な世界観を堪能させていただきました☺️
硫黄の匂いがしたという点から、主人公が見た何かは「悪魔」なのかなと思いますが(映画『コンスタンティン』のにわか知識です😅)、その匂いも主人公の気のせいということもあり得そうです……
そして最後に現れたネッコちゃん……美味しくいただかれてしまったのでしょうか🥩
作者からの返信
読了してくだり、まことにありがとうございます。
悪魔が実在するかはともかく、語り手の本性を強く反映した姿となります。希薄な人格の正体は、邪悪そのものだったということでしょう。
結末の先は、読者様のご想像に委ねております。
楽しんでくださったなら幸いです。
【愚者】への応援コメント
逆さまに落ちてしまいそうな夜空だった。
闇にも輪郭があり、支柱にも似た影が夜の底を支えている。
とても好きです🤗✨
そのものはあまり知らないけど、ジョジョの第三部は、スタンドをタロットカードになぞらえていました。
昼夜逆転の生活。
白昼夢。
夢と現実の境界。
2話目は、全篇、激しい息づかいを感じました。
作者からの返信
続けてお読みくださり感謝いたします。
抽象的な文言ながら、気に入っていただけたなら何よりです。
書いた当初からタロットカードを意識していたか覚えていませんが、不思議と合致する点がありましたので引用しました。
ジョジョは自分も好きです。純粋な剣技で戦うシルバーチャリオッツがお気に入りですね。
編集済
【吊るされた男】への応援コメント
コメント、長文、失礼いたします。
私は主人公の彼は、俯瞰して見たときの自分の異常性を認識し、一方でその暴走に怯え、コントロールしようと努めてもいる。極めて悩ましいサイコパスなのではないか、と想像しながら読みました。
「すべてがどこか他人事に感じ」る自分。「日常から逸脱するおそれ」を知っているから、ルーティンを守る。でも生まれつきの、さがには、決して逆らえない。
俯瞰する鉄塔。自分の顔をした悪魔。怯えた次の瞬間、「腹が減ったな」と平気で言ってしまう。
緊張感漂う描写の中で、ひときわ際立つ、魅力的な主人公。そう読み、堪能させていただきました。タロットカードは奥深いのですね。勉強します!。
作者からの返信
ナカメグミ様、ご感想ありがとうございます。
確かに本当の自分から距離を置いていたのかもしれませんね。だから地に足が着いていなかった。
犯した罪からは逃れられず、自らの顔をした悪魔を見ることで本性を突きつけられてしまった。
タロットカードはまだ種類があるので、対応した物語を書けれぱ良いなと思います。蛇足になりかねないのが怖いですが。
【吊るされた男】への応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
ますます二ノ前ワールドが濃密化し、気配が具象化しようとしているかのようです。間もなく、誌面(画面?)を破って異形のものが現れてきそうな、冷ややかに迫りくる重みを感じました。
「行方不明になった娘の目撃情報を求める張り紙が夥しいほどに張られていた」のところでは、つげ義春の雑然として痛いほどの視線を感じる世界との共通点を感じ、楽しくなりました。
終わってしまうのが残念です。とりあえずの完結、おめでとうございます。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。ご感想に感謝いたします。
評価してくださり光栄です。この短編は発表の機会を逸して、しばらく眠っていたお話となります。
タロットカードに当てはめて物語を展開してきましたが、また別のアルカナに対応するお話ができたなら再開するかもしれません。
ひとまず彼の物語は幕引きとなります。ここまで読了してくださり、本当にありがとうございます。
【吊るされた男】への応援コメント
不穏な幻想と現実が交差するなかで、この人が何をしたのかが明るみになりましたね(((;ꏿ_ꏿ;)))
やってしまったことに対して「ただそれだけなのだ」と言ってしまうところが彼の怖いところです。
あの猫は生きていたので、ほっとしたのですが、最後の「腹が減ったな」かな妙な不気味さがあって、猫のその後に不安な気持ちを持ったまま幕が降りました。
面白く(と怖い話に言っていいのか)拝読しました✨️
作者からの返信
櫻庭ぬる様、読了してくださり感謝いたします。
彼は社会性と倫理観が欠如した人物であり、そのことを自覚していませんでした。
一連の幻覚めいた現象に触れて、ようやく自分の特性を理解しました。
ここまでお目を通してくださり、まことにありがとうございます。
【吊るされた男】への応援コメント
さすが、二ノ前先生の小説です。
まるで、重度の統合失調症患者の見るような幻覚、聞くような幻聴、そして、不気味な触感を、この小説で、描き切っています。
これからの展開が読めませんが、私が尊敬する「江戸川乱歩」先生や、「夢野久作」先生よりも、文章力や筆力が上かもです。
レビューもしたいのですが、まだ、この物語の全貌が見えず、全貌が見えた段階で、レビューもしたいです。
しっかし、スッゴイ、作家さんが、この「カクヨム」においでる事だけは、事実ですね。
これ以上の、褒め言葉を、この私には、持っていません。
作者からの返信
立花 優様、身に余る評価に恐縮です。
挙げられた大作家様方には及ぶべくもありません。この「吊るされた男」で物語は幕引きとなってしまいますから。
さらに先を描ければ良かったのですが、ここまでが自分の想像力の限界のようです。
それでも筆力を誉めてくださって嬉しいです。今後も精進したいと思います。
【塔】への応援コメント
二ノ前はじめさま
こんにちは。
不快感を催すかもしれないとのことでしたが、世界から一歩を身を引きいた主人公の半透明なフィルターごしに世界を見ていたからでしょうか、私にはとりたてて不快感も嫌な読み心地も感じられませんでした。
ここから何かが始まっていくのか、それともすでに渦中なのか、あるいは大きな事件がひとつ終わったあとなのか。いずれにせよ、主人公の現実感の薄さは揺らぐことなく、この世界は薄暗いまま力強く続いていくのだろうなと感じられました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。コメントをありがとうございます。
自分自身がホラーに浸っているために、読者様が感じる恐怖や不快感の乖離を実感するときがあります。特に動物に対する残酷な描写を嫌う方も多いので、冒頭の文言を入れました。
主人公は無関心が過ぎて、危うい面が見え隠れしますね。そのことがどういう結果をもたらすのか、見届けてくだされば幸いです。
【吊るされた男】への応援コメント
深泥丘怪奇談を思い出した
作者からの返信
佐鳥 解様、コメントありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。
綾辻先生の著作を思い浮かべてくださるとは恐縮です。かの大作には及ぶべくもありませんが、似通った雰囲気を描けていればこれほど嬉しいことはありません。