人類滅亡を、ここまで真面目に考えたことはあるだろうか?
ウイルスでも核でも怪物でもない。
「それでも人間は生き残る」という前提からスタートする、異色の思考実験コメディ。
軽妙な語り口に油断していると、不意に突きつけられる“外れ値”という概念。
世界を終わらせるよりも難しいのは、しぶとすぎる人類を完全に消すこと。
シニカルなのにどこか愛嬌があり、ブラックなのに妙に理屈っぽい。
滅亡を語りながら、実は人間という生き物の強さと滑稽さを炙り出していく。
「人類滅亡」という言葉を軽々しく使う前に、ぜひ読んでほしい一作。
あなたは本当に、世界を終わらせられる?