子供の頃は、肉だけを追い求めては成長。やれ煮魚はジジ臭い、焼き魚はヤレ骨が面倒くさい。ナドナドの子供ゴコロ。
だが、イザ大人になってみると、魚の美味しさに漸く気付く。肉よりもモット繊細な味で、確かにチト面倒臭い骨取りもアル。肉は食い易いけど、魚は食い辛い。ここがミソ。大人になって、面倒臭いのが人間関係。
肉と魚ってアル種、人間関係に似て居る。『肉』って、肉肉しい勢いに任せて、其の場を乗り切るって感じがするけど、魚はと云うと、もっとジックリ繊細に、対人関係に努める感がアル。
「要するに、肉って子供の食べ物で、魚は大人の食べ物の様な気がする。エッセイも同じで、肉の美味しさを描くよりも、魚の美味しさを追求して描いたエッセイの方が、ナンカ大人びて居る。」
大人が描く散文が『エッセイ』で、子供が描く散文が『日記』みたいな感じ。
「本作品を読んで居たら、何だが無性に肉が喰いたくなって来た。」
魚じゃ無くてゴメンっ!