卒業式という「旅立ちの朝」を、一瞬にして「死の選別」へと変貌させる、非常に美しくも残酷な導入でした。「あの子を指せ」「後ろの正面を正せ」という、誰もが知る遊び歌に隠された殺意。出口が消滅し、意思を無視して身体が踊り出す絶望感は、まさに逃げ場のないクローズド・サークル・ホラーの真髄を感じました。