幼い頃に交わした“冒険ごっこ”の約束。すっかり忘れたはずの記憶が、転校生・七巳の登場によって静かに揺り戻されます。主人公・黒名理 星が古地図を手に約束の場所へ向かうと、そこにいたのは十二年前と変わらぬ姿の少女──青白く発光し、まるで星の欠片のような存在でした。懐かしさと不穏さが同居する再会は、思い出が“宇宙から届いた偽りの記憶”であるという衝撃へつながり、物語は一気に幻想的な領域へ踏み込んでいきます。淡いノスタルジーとSF的神秘が溶け合う、約束の意味を問い直す短篇です。
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