リケジョ主人公が科学的思考で異世界の常識を読み解こうとする姿勢が一貫していて、とても魅力的でした。料理・祈祷・神々という要素が独自性につながっており、勇者オークションから神殿へ至る流れも引き込まれます。イルヴェナとの静かなやり取りも印象深く、この先、科学と信仰がどう交わって世界を変えていくのか楽しみになる導入でした。
勇者オークションという独創的な設定が非常に印象的でした。主人公の理系らしい観察眼や分析的な思考がしっかり描かれており、個性が際立っています。異世界の仕組みや謎に向き合う姿勢にも引き込まれました。不遇な立場から始まる展開が物語への期待を高めています。続きが気になる魅力的な導入でした。
勇者オークションという残酷な設定に引き込まれつつ、主人公が感情より先に観察と分析を始める描写が強く印象に残りました。 最底辺評価を受けた『祈祷』の能力と、女神が警戒する世界の歪みがどう繋がるのか、今後の展開への期待が高まる第一話です。
異世界転移というファンタジーの王道に分子ガストロノミーという緻密な科学のアプローチを融合させた、極めて知的なエンターテインメント作品。 主人公・乙葉のキャラクター造形がすばらしく、理不尽なオークションでの買い叩きや魔境への遺棄という絶望的な状況下でも、恐怖に呑まれることなく、なぜこの現象が起きるのかを論理的に分析しようとする骨太なリケジョ精神に好感が持てる。 感情論ではなく、熱変性やエマルションといった具体的な科学の定理で世界を捉える彼女の視点は新鮮な驚きを与えてれる。
著者のガストロノミーの見識が素晴らしい!知らなかった事が説明ではなく、描写やセリフでスルスル入って来るので知識と文章力に脱帽です。そして、それらの設定が異世界ファンタジーと抜群のマリアージュ!、読んでてお腹は空きますが必読推奨です!